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お気に入りの映画音楽 佐藤勝


映画「遥かなる山の呼び声」を観返していて、


音楽の、特にラスト辺りでの盛り上がりが


いいなぁと思っているうち、



なんとなく映画「日本沈没」(1973)の


ラストでの音楽の雰囲気に似ているなぁと思って、



それに、一昨年かその前だったか、


ケーブルTVで観た「アラスカ物語」の音楽にも


全体の雰囲気が似ているなぁ、


まさか、と思いつつ、



ネットで検索したら、


同じ作曲家、佐藤勝だった。


今まで意識してなかったけど。



さらに調べてみたら、


他にも自分が気に入っていた映画音楽が いくつか佐藤勝の作曲だったことがわかった。



「風林火山」、


「用心棒」、


「戦争と人間」3部作、


などなど。



特に「戦争と人間」のテーマ曲は


今まで接したことのある、佐藤勝の映画音楽の中では、一番好き。


スケールの大きな音楽で、ドラマチックで、オーケストラ演奏。


「日本沈没」(1973)の映画音楽もそうだが、


わりと1970年代の日本映画で流行ったタイプの音楽とでも言おうか。


大作にふさわしい。


この音楽がなかったら、


映画「戦争と人間」は


悪い意味でまったく別の作品になったことだろう。



佐藤勝の映画音楽には


どことなく共通するようなところがあるが、


うまく言葉で説明できない。


とにかく、


いかにも劇的な、


壮大なテーマメロディと低音部のフレーズがとても好き。



♪ テーマ曲 「戦争と人間」 by 佐藤勝 ♪



# by y_natsume1 | 2024-03-28 19:35 | 映画言いたい放題

31文字のラブレター (11)



ちはやぶる 神の斎垣も越えぬべし



恋しき人の 見まくほしさに






私は、越えてはならない神社の垣根も



踏み越えてしまいそうです。



恋しいあなたにお会いしたくて。





31文字のラブレター (11)_b0058966_15583385.jpeg



かなり前に撮った、今年の梅の花。




# by y_natsume1 | 2024-03-24 15:50 | アジア的独白

31文字のラブレター (10)


ちはやぶる 神の斎垣も越えぬべし



大宮人の 見まくほしさに



(伊勢物語)





神を祭る神聖な垣根も越えてしまいそうです。



都人を一目見たさに。



(新潮日本古典集成「伊勢物語」より)



原典は(9)の万葉集の歌、なんだってさ。




31文字のラブレター (10)_b0058966_15551038.jpeg



菊。


菊花の契り、というわけでもないが。


# by y_natsume1 | 2024-03-24 15:40 | アジア的独白

31文字のラブレター (9)



ちはやぶる 神の斎垣も越えぬべし 



今はわが名は 惜しけくも無し




(万葉集)




神の社の斎垣もきっと越えてしまうだろう。



今は私の名など惜しいこともない。



(岩波文庫、「万葉集(三)」から)





31文字のラブレター (9)_b0058966_11405516.jpeg



31文字のラブレター (9)_b0058966_11465949.jpeg




花は



ピンク エリカ


白 ゆきやなぎ


# by y_natsume1 | 2024-03-24 15:37 | アジア的独白

狂気の目つき


映画「8月の家族たち」のジュリエット・ルイスを観ていて、ふと思った。


狂気の目つき、に見える。


彼女の目については、

「ナチュラル・ボーン・キラーズ」でも同じように感じた。



そして、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールの狂気じみた目つきにも、

共通の何かが、感じられる。


他にも、

スターリング・ヘイドン

伊丹十三

カート・ラッセル


など。


たぶん、瞳と白目の比率が、

この人たちは似通っているのかも、しれない。


狂気の目つき。



# by y_natsume1 | 2024-03-24 10:00 | 映画言いたい放題




夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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