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ひらけゴマ

映画は小学生の頃から大好きで、
それは今でも続いている。

それにも多少の波があって、
とりつかれたように週に5本ずつレンタルで観る時期が続くかと思えば、
映画館どころかレンタルでさえ数ヶ月何も観ない時もある。

この1~2年は、「多少の波」にかかわらず、
ハリウッドの大作映画はあまり観ていない。

脚本の内容があまりに薄っぺらになってきている傾向が強くて
どうも観る気がしないのだ。 

(観てから文句言え、っていうのが僕の信条ではあるけれど、どうもねぇ・・・。)

1970年前後の作家性の強いアメリカン・ニュー・シネマはかなり良かったのに、
ときどき観る最近のハリウッド映画は、頑張ってるんだろうけれど、ちょっとひどい。

だから、出張の飛行機の中などでたまには観るけれど、
自分からは段々観なくなる。

それにハリウッドの大作、話題作は、
あとあとレンタルでも地上波放映でも観るチャンスはいくらでもあるしね。

その代わり、
最近はちょこちょことミニシアター系の映画を中心に映画館で観るようになった。
公開後はレンタルされるのかどうかさえ不安になるような作品。

テレビCMなどの宣伝費をかけられない低予算映画だけど
一応観る前は良質の作品だと期待できそうなやつを
中心に観る (もちろんそれだけじゃないけど)。

ちなみに、

映画配給のビジネスでは俗に言う「P&A費」の2大コストが大きい。
P: Print フィルムの焼付け費用。
A: Advertisment 広告宣伝費。

普通は映画館と配給会社が興行収入を半分こする。
そこからP&A費を差っ引いて、あれやって、これやって・・・・・。
儲けは少ないかも。

そして映画制作側では
著作権を基にしたDVD化権やTV放映権、ゲーム化権などの
権利の切り売りビジネスを展開していく。

過去に勤務していた職場の仕事柄、
そういうのに接していたことがあって、ちょっとばかし知ってはいる。



そいでもって、この数ヶ月から半年ぐらいの間に映画館で観たのは、

ファクトリーガール 
ワンス ~ダブリンの街角で~ 
コントロール 
アイム・ノット・ゼア 
ラスト・コーション 
マイ・ブルーベリー・ナイツ 
パラノイド・パーク 
シティ・オブ・メン 
コレラの時代の愛 
画家と庭師とカンパーニュ 

などなど。

これらの映画を製作したスタッフたちに本当に感謝している。

ありがとう。

実際に自分の目で観てみたら、
例外はあるけれど、これらの映画は総じてどれも僕好みの興味深い映画だった。
感動したし、楽しめたし、深く心に残った。

映画製作スタッフたちよ、ホントにありがとう。

上に挙げた映画のいくつか (ていうか、実はほとんど) は音楽も気に入って
サントラCDまで買っているほどだ。

ただ、ガス・ヴァンサント監督の「パラノイド・パーク」だけは、
やっぱりカネ返せと言いたい。

詳細は書かないが、僕の感想はそういうことだ。
映画の中で使ったエリオット・スミスたちの名曲が泣いているゾ。

逆に、期待にたがわず良かったのが僕の中南米好きを反映してか、
「シティ・オブ・メン」 (ブラジル)、「コレラの時代の愛」 (南米コロンビアが舞台)、
そして意外な佳作、フランスの 「画家と庭師とカンパーニュ」 あたり。


特に、「画家と庭師とカンパーニュ」 はとても良質の、掘り出し物だ。

予算もあまりなくてTVのCM宣伝なんか殆ど(いや、全く?)していないだろうに、
たぶんクチコミなんだろう、今でもミニシアターには客が押し寄せている。

クチコミは時におそろしい。 影響力がある。

本当に観てよかった。

男2人の掛け合い漫才のような、
まるでドキュメンタリーかとさえ思うようなユーモラスな会話の応酬。

素朴で自然で、
成熟した(年齢を重ねた)からこその、大人の持つ魅力がある。

この映画の脚本には、明らかにハリウッド映画にはないテイストと発想がある。
若い人も、僕みたいに中年以上の人間も、じんわり、ホロリとくるんじゃないかと。

*************

ハーフボトルの赤ワインとバゲットとチーズとサラミで
胃袋を楽しませつつ、
この文章を書いている。

もうすぐ、中秋の名月だ。
あの国に住んでいるXXXさんは、もう月餅(ムーンケーキ)を買っただろうか?

関係ないけど、ラマダンは今回は早いんだなぁ・・・・。

♪ テーマ曲 「弦楽セレナード 第1楽章」 by チャイコフスキー ♪
by y_natsume1 | 2008-09-04 21:42 | 映画言いたい放題
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夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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