確か昭和33年(1958年)前後?の東宝&円谷英二の特撮モノ。基本的設定として液体人間が悪いやつなのか、元恋人の女性(白川由美)を守ろうとしているのか訳がわからない部分はある。そういう意味で話の展開にちょっと難があるなぁ。けれどカーチェイスのロケやカラー撮影、反核のコンセプトなど、当時の日本映画にしてはよくぞここまで頑張っているなという感じ。騙されたと思って観て頂きたい。出演者の佐原健二や平田昭彦はその後TV「ウルトラセブン」などにもウルトラ警備隊参謀役などで出るので当時の子供たちにとってはとても有名な俳優になっていきます。だから余計、ほほえましく観てしまいました。白川由美(現・二谷英明夫人)の美人かつ官能的なボディも日本人離れしてていいですよ。