村上龍監督作。シンガポールのラッフルズとマレーシアのフレイザーズヒルが舞台。内容は全くオススメではない。駄作。藤谷美和子は演技下手だし、とりたてて特筆するテーマもないと思う。ただ、僕がマレーシアに駐在していた頃、福建系シンガポーリアンの大親友を訪ねてシンガポールに何度か行ったのを思い出す。たいていは家族ぐるみでクリスマスシーズンだった。何度か彼の実家で母上に食事をご馳走になったっけね。彼とはこれまでにプーケットやペナン、六本木、KLなど、いろんなところで飲んで遊んだけど、シンガポールではラッフルズ内のロングバーで時々飲んだことがある。映画でもラッフルズホテルが舞台で、ロケに使われてた。ここのバーの床にはつまみのナッツの殻が一面に捨てられている(そうするのがここでのマナーらしい)。天井には大きなファン(扇風機)が回ってて、いかにもコロニアル風のノスタルジックな雰囲気を出してたなぁ。たぶん、今はファンじゃなくて、大き目のウチワになっているんじゃないかと思うけど。ちなみに、その大親友も今じゃ3児の父親だ。僕も2児の父親。最初に彼と知り合った頃はお互い独身の20代だったけどね。今も絶えず連絡を取り合ってる。