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キューバへの一人旅(7) ~メヒカーノ&クバーノ~

2006年12月29日(金)<キューバ実質2日目> の続き。

ロビーに10人全員が集まり終わったのは、
結局午後3時過ぎ。

やっぱりラテン時間ではあるが、
こういうのんびりさもいいものだ。

ホテルを出て、皆で歩いて
(というよりリカルドとフィデルの2人のキューバ人のあとをついて)
行く。


道すがら、リカルドといろいろ話す。

・・・・・リカルドの祖父や父の話。

リカルドの祖父はバチスタ政権下で政治犯として捕らえられ銃殺されたそうだ。
同じく父親も投獄されたらしい。

今回のりカルドの帰省は父親の墓参りも兼ねていたのだが、墓地に行っても(リストに名前はあるのに)、墓自体が見つからなかったという悲しさ。

・・・・・クロサワ映画の話。

「七人の侍」の雨のシーンで、リアルに見せるために水に墨(Black Ink)を混ぜて降らせたこと。 モノクロ映画のなせる技。

シェークスピアのマクベスを翻案した 「蜘蛛巣城」。


*   *   *

やがて目的地に着く――。



********************

コッペリア(有名なアイスクリーム店)の、
道を挟んで斜め前にある建物。

看板も何もない、ただのおんぼろアパートみたいな建物の入口を入って、
2階に上がる。

それにしても、こんなところにレストランがあるのだろうか。

・・・・・・ あった。

まるで本当の隠れ家だな。
観光客には絶対に分からないような店。

午後4時ごろになってようやく食事をオーダーする。
豚肉(のサイコロステーキもどき、硬い)、野菜、コングリ(黒豆ご飯)、バナナチップという、典型的なキューバ料理。

僕は、コングリがクセになりそうだった。
大してうまいわけでもないのだけど、
なぜかクセになってしまう味なのだ。

食事をしながら皆のスペイン語会話を聞く。
時々誰かが英語に通訳してくれる。

リカルドが画家だというのも、
フィデルが劇場勤めの舞台俳優だというのも、
本当のようだった。

フィデルの家族の写真の背景に写っている油絵にはリカルドのサインがしてある。
リカルドからフィデルに贈られた絵である。
ダリのようなシュールな絵。
絵は作者リカルドのシュールな人生をも表しているのか。

ガエルとソフィアはずっとベタベタしている。
特に誰も、はしたないととがめる者もいない。
普段は遠距離恋愛なのだから、むしろ会えるうちは楽しんで、という雰囲気か。

ガエルは来年あたりにソフィアと結婚したいと言っている。
ソフィアも同じ気持ちだそうだ。
来年といっても彼女はまだ16歳になったばかりだろう。
日本の晩婚化といわば対極にあるこの現象。
幸せそうで、微笑ましい。

午後6時ごろ、ようやく「食事(ランチ)」が終わり、
皆でワリカンでお会計をして店を出る。

夕暮れのストリートをぞろぞろと歩く。

ハバナのストリートには社会主義国なのに
なぜか乞食やタカリもいる。
不思議といえば不思議だ。

タカリ達は僕のような東洋人を見れば、
とりあえず「チーノ!(中国人)」だ。
差別意識はあまりないらしく、
東洋人は誰でもチーノと呼びかけられるらしい。
「葉巻は要らないか」とあやしく声をかけてくる輩も多い。

   *   *   *

皆でアイスクリームを食べようと、
もう一度コッペリアに戻ってくる。

有名なキューバ映画 「苺とチョコレート」 のタイトルのように、
僕はイチゴとチョコのアイスクリームを頼んだ。

リカルドに、僕は「苺とチョコレート」が大好きでDVDも持っている、と言ったら、ハポネス(日本人)がキューバ映画を知ってるとは、と驚いた様子だった。

アイスクリームの代金はドミンゴとリカルドが全員の分をゴチソウしてくれる。

スコールをやり過ごし、ホテルに帰って、
バーでアンジェラとカロリーナと3人で飲む。

僕はブカネロ、
彼女たちはもう一つの地元ビール、クリスタル(軽めのビールだ)。
今度は(相手は違うけど)僕の方がビールをご馳走した。

アンジェラもカロリーナもスペイン語しか話せない。 
時々ガエルとソフィアが戻ってきてつたない英語で通訳してくれる。

それでも、こういうオバサマたちとの時間は楽しい。

アンジェラもカロリーナもタバコを吸う。

僕が持っていたインドネシアのガラムをアンジェラに吸わせてみた。
きつくて甘い香りなのでビックリしたようだ。
でも、しばらくしてもう一本ちょうだいと言われたから、
気に入ったのかもしれない。


いつの間にか、キューバの日付は翌日になり、

いつの間にか、アンジェラとカロリーナにオヤスミの挨拶をして、

いつの間にか、僕はガエルと2人で飲んでいる。

けれど、夜はこれで終わらなかったのだ――。

(続く)

参考映画: 「苺とチョコレート」
        「七人の侍」 & 「蜘蛛巣城」
   
関連記事:

「キューバへの一人旅(1) ~ゲバラを想ふ~」
「キューバへの一人旅(2) ~ブカネロに酔う~」
「キューバへの一人旅(3) ~世界遺産ビエハ~」
「キューバへの一人旅(4) ~ジャズライブ~」
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「キューバへの一人旅(8) ~酔いどれどもが夢の後~」
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by y_natsume1 | 2007-01-11 18:01 | キューバ
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