2006年2月11日(土)夜
義父の誕生祝の宴(うたげ)。
今年70歳。
彼の兄弟や、子や孫が集い、10数人で食卓を囲む。
(義父母の家はうちから歩いて行ける距離にあって、しょっちゅう行き来しているから特別な訪問という感じもしないが。)
この日のメニューは寿司、子が作った鱈のフライ、牡蠣フライ、野菜サラダ、孫たちが手伝ったお手製ケーキ。 そして
肉骨茶(バクテー)も。
誰言うともなく、数年前から義父の誕生会には相方が肉骨茶を作って持っていくようになった。
義父が肉骨茶を好きだから。
もちろん、マレーシアやシンガポールで食べる本物の肉骨茶と比べれば、匂いもスープの味も全く同じというわけにはいかないけれど、まずまず良い線はいってると思う。
今回の肉骨茶はシンガポール・スタイルの、スープの色は薄めで胡椒が効いているタイプのもの。
マレーシアのポートクラン風だと逆に、スープの色が濃くて、胡椒は入れない。 味もシンガポール風とは少し違う。 少し、だが決定的に違うと思う。
10年ほど前、僕がクアラルンプールに駐在していた頃、義父母たちが遊びに来たことがあった。
チャイナタウンの某店へ連れて行き肉骨茶を食べさせてみた。 生まれて初めて食べるその肉骨茶を、義父はいたく気に入ったのだった。
お酒を飲んだ後のラーメンがうまいように、この日の夜の、熱燗の後の肉骨茶も格別だった。
そして、居間のテーブルには、
僕たちからのプレゼント、70本の缶ビールが並んでいる。
♪テーマ曲 「Like Someone in Love」 By The Jazz Messengers♪
コンプリート・カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ
ジャズ・メッセンジャーズ ケニー・ドーハム ハンク・モブレー ホレス・シルバー ダグ・ワトキンス アート・ブレイキー / 東芝EMI