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キース・ジャレットのライブ

ちょっと前になるけど、2005年10月14日(金)のこと。

池袋の芸術劇場に、ジャズ・ピアニスト、キース・ジャレットのライブに行った。
今回もソロ・ピアノ。

ピアノの音自体はとても良かった。 さすがだと思った。





************************

けど、クラッシックみたいな演奏や構成で、個人的にはあんまり好きな方のスタイルではないなぁ。 

もちろん、音楽はジャンルで区分してもあまり意味がないのは分かってる。 ジャズが良くてクラッシックはダメ、なんていう風に紋切り型に決めつけるのもナンセンス。 ただ、あくまでスタイルや好みとして。

たとえば、第一楽章と第二楽章の間は拍手するんだっけ、しないんだっけ、みたいなさ。 キースの演奏もそんな感じで、僕はクラッシックの素養がないから戸惑ったよ(苦笑)。

キースの今までのソロ・ピアノのスタイルは、自己陶酔型っていうか、ややもすると自己満足的な領域に入ってしまい、聴いてる側が冗長さを感じてしまうことの多い演奏スタイルだと思う。

トリオでやってるスタンダードなら、ジャズ評論家の後藤氏も言っているように一定のタガができていいのかも。

とにかく、僕はやっぱり、ジャズなら黒人的な、ノリノリの粘っこいやつが好きだな。

それと今回思ったのだけど、キース・ジャレットって、もしかしたら神経質で気難しい人なのかも。

そりゃ、この日は観客側もいけないんだけどね。
咳ゴホゴホし続けるヤツが何人かいたり、携帯電話鳴ったり。

挙句の果てはラスト近くの曲で誰かが前の方の客席でドスンと荷物を落とす音させちゃって、彼は演奏止めて舞台から引っ込んじゃうし(あとでアンコールみたいな形で出てきたけどね)。

最初の頃、咳については、「休憩時間とるから、今からみんなでいっせいにやりなよ、思う存分」って言ってジョークみたいに皮肉っぽく何とか流してた。 でも、もう最後は切れたんだな、たぶん。
   
咳ぐらいはしょうがないんじゃないかとも思うけど、携帯電話の音や荷物を落とす音にはキースじゃなくても、皆まいっちゃうよね。 あの観客たち、ホントに大ヒンシュク。
キースはせっかく演奏に集中してたのに。

台無しだ。

キースも舞台で(英語だけど)必死で言うわけ。

「音楽やるのってそんなに簡単じゃないんだよ。 集中力と瞑想、そういうのが必要なのに。 日本は集中や瞑想に関して伝統があったんじゃなかったの? アメリカなんかそういう伝統ないけどさ」

ミュージシャンのああいう発言を聞くとね・・・。
ファンとしては悲しい。
演奏はすごくいい感じなのに、あんまり、気持ちの良いコンサートじゃなかったな。
正直言って、後味が良くない。

でもキースも、もうちょっと気難しさから離れられんものか。 
咳ぐらいは、大目に見ろよ。 クラッシックのコンサートじゃあるまいし(ってまさかキース本人はクラッシックのコンサートとして演奏してるとしたら・・・・・そりゃそう言うかも?)

ま、彼のCDを何枚か持ってて20代の頃から聴いてたから、今回ホンモノを、ナマで観れたのはとても良かった。 

チケットを早めに確保してくれた某友人にはすごく感謝してる。 
いつもありがとね。 

ちょっとばかし複雑な気分で、会場を後にした。


♪ テーマ曲  「My Back Pages」 by Bob Dylan
 performed by Keith Jarrett ♪


サムホエア・ビフォー
キース・ジャレット・トリオ / イーストウエスト・ジャパン
by y_natsume1 | 2005-10-16 22:24 | Jazz Night
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by y_natsume1
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