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カテゴリ:メキシコ( 7 )

行くぜメッヒコ! (6) ~青い家 カーサ・アズール~

2008年5月31日(土) メキシコシティ出張 Day #5。

フライト時間の関係上、午前11時にホテルを出る予定だ。

それまでの早朝の数時間、何をするか。
僕の心は決まっている。

メキシコシティと言えば自分にとってはフリーダ・カーロだ。

友人の、東京の某ワイン・バーの女性店主から、
フリーダ・カーロの青い家と、ドローレス・オルメド・パティーニョ美術館は
ぜひとも行くといいわよ、と言われてた。

彼女はもともと美術や映画、文学なんかに詳しい上に、
メキシコを1ヶ月ほど放浪してたことがあるから、
アイツの言うことなら信頼できて説得力もある。

・・・・・ 青い家は午前10時から開館で、
早朝に行ったとしても入館できず、
外から眺めるだけだろうが、それでもいい。

もともと仕事で来てるんだし、
スケジュールが合わなくても今回は仕方がない。


(注:ブログでは仕事のことは書けないし、書くつもりもないから、いきおいこの連載記事を読んで頂いているブログ読者の方々には、一見、メキシコには遊びで観光に来ている印象を持たれるかもしれない。 けれど、出張だから一応の仕事はしている(笑)。 会議で発言したり、アメリカ本社のお偉いさんに顔つなぎしたり。 発熱でフラフラだったけど、それなりにね。)


とにかく、タクシーを2時間チャーターして行ってもらう。

コヨーテの街、コヨアカン地区へ。



正解。 

早朝、誰もいないストリート。

青い色が鮮やかに朝日に映えている。
外観だけでも、ステキだ。

いつかきっと、入館できる時間帯に来たいものだ。

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ちなみにフリーダ・カーロの不倫相手だった共産主義者トロツキーの博物館も近くにある。 ここも、外から見ただけだけど。


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タクシーの運転手は言う。
もし時間があって、青い家以外に訪ねるとしたら、
もう絶対ドローレス・オルメド・パティーニョ美術館だね、オススメするよ、と。

やっぱり、な。
ワイン・バーの女性店主と全く同じことを言ってる(笑)。


青い家のあるコヨアカン地区とその近辺には、
とてつもなく美しい花と緑に囲まれた小さなコミュニティがある。

渋滞と排気ガスのひどいメキシコシティにあって、
穴場中の穴場である。

そこにタクシー運転手は案内してくれる。
いくつか見えるレストランやカフェの外観もとても感じがいい。

もし僕が女性連れなら、
絶対利用したいなぁ、と思うほどの雰囲気。

この辺りは、
例えばサンディエゴの高級リゾート地ラホヤ地区とか、
どこかヨーロッパのこぎれいな田舎町に似ているような気がする。




・・・・・・ ホテルをチェックアウト。

アメリカ人の同僚たちと一緒に
国際線&国内便の飛行機を乗り継ぎ、
アメリカ某州の地方都市へ移動する。

北米大陸は広い。

咳はまだ止まらない。

そして出張は  まだまだ続く――。

♪ テーマ曲 「Stairway to Heaven」 by Rodrigo y Gabriela ♪ 

(メキシコ出張編 終わり、  アメリカ出張編に続く)

関連映画:
「フリーダ」

関連記事:

「メキシコの乾いた大地」
「ワイン・バーの夜」

「行くぜメッヒコ! (1) ~ハポネスは右36度へ回れ~」
「行くぜメッヒコ! (2) ~テキーラで乾杯~」
「行くぜメッヒコ! (3) ~ふらふらとアベマリア~」
「行くぜメッヒコ! (4) ~太陽から月を見る~」
「行くぜメッヒコ! (5) ~ストリートを歩けば~」
「行くぜメッヒコ! (6) ~青い家 カーサ・アズール~」

「そいでもってアメリカ (1) ~左ハンドル 右レーン~」
「そいでもってアメリカ (2) ~朝食には卵を~」
「そいでもってアメリカ (3) ~ショッピングモールで大人買い~」
「そいでもってアメリカ (4) ~ニューヨーク・ストリップ~」
「そいでもってアメリカ (5) ~緑の日々~」
「そいでもってアメリカ (6) ~ロング・フライト~」
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by y_natsume1 | 2008-06-19 17:09 | メキシコ

行くぜメッヒコ! (5) ~ストリートを歩けば~

2008年5月30日(金) メキシコシティ出張 Day #4 (その2)。

夕方、市内のホテルに戻る。

相変わらず咳はひどい。
熱は下がったようだ。

ほんの少しの時間でもメキシコシティを味わいたくて、
体調は万全じゃないけれど動こうとする。

1人で外に出て、ストリートを自分の好きなように歩く。
僕は、海外でも日本でも、ストリートを歩くのが好きだ。

ホセマルティ中央文化会館でサルサの催し物。
週末金曜の夜だからか、無料でサルサのイベントをやっている。
皆陽気に踊っている。
生バンドがもんのすごく上手。

ヒッポリト寺院のミサ。
この建築物も相当古く、クラッシックでステキな建物だ。

60代ぐらいのカップルが寺院の前で待ち合わせ、
会ったとたん熱烈なキスをしている。

金曜の夕刻に、教会の前でキスだなんて、いいなぁって素直に思う。

晩ご飯は同僚と、Focolareという観光客相手のお店で
メキシコ料理と生バンドライブ。

ビールを飲み、何かを食べている間だけ、
ひどい咳も何とかおさまる。

牛肉の炭火焼、タコス、トルティヤ、チーズ、麺入りのスープ、
などなど。

ビールはコロナ。

料理も酒もなかなかいけるけど、
とにかく今は喉を、取り替えたいぐらいの気分だ。

そういえばひいきにしている恵比寿の某バーのスタッフさんたちから、
メキシコに出張行くんなら、
メキシコの超絶テクのギタリスト2人組、Rodrigo y Gabrielaが
現地でどれぐらい流行ってるか、聞いてきてくれ、
って言われてたな。

恵比寿のそのバーで、
メキシコのいけてるギターデュオのCDだってことで紹介してもらって、
僕自身自宅でもよく聴いてたんだけど、
それがその Rodrigo y Gabriela。

ホテルの人に聞いたら1人は知ってたけど、
知らないヤツも多かった。

実際、どうなんだろ。 

咳は止まらず、生ギターの音色はメッヒコの夜のストリートにこだまする。

♪ テーマ曲 「Diablo Rojo」 by Rodrigo y Gabriela♪

(続く)

関連記事:

「行くぜメッヒコ! (1) ~ハポネスは右36度へ回れ~」
「行くぜメッヒコ! (2) ~テキーラで乾杯~」
「行くぜメッヒコ! (3) ~ふらふらとアベマリア~」
「行くぜメッヒコ! (4) ~太陽から月を見る~」
「行くぜメッヒコ! (5) ~ストリートを歩けば~」
「行くぜメッヒコ! (6) ~青い家 カーサ・アズール~」
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by y_natsume1 | 2008-06-17 19:32 | メキシコ

行くぜメッヒコ! (4) ~太陽から月を見る~

2008年5月30日(金) メキシコシティ出張 Day#4 (その1)。

会議をなんとかこなす。
マスクをして咳をしながらも。

悪寒はなくなったが喉は痛い。
焼けるようだ。
誰か、喉を取り替えてくれ。

昼頃、会議ラップアップ。

午後は観光。
同僚たちとバスでテオティワカンのピラミッド遺跡に向かう。
ぜひとも行きたかった所なので体調はかんばしくなくとも無理にでも行く。

都心から北へ約1時間ちょっと。

テオティワカンとは、「神々の都市」 という意味なんだそうだ。

とにかくビール。
皆飲む、飲む。
バスの中は宴会場。

日本人は僕ともう1人の計2名だけ。 
あとはアメリカ人や南米の同僚。


世界遺産のピラミッド。 
生まれて初めて見る、ピラミッドだ。
ピラミッドは2つある。

Luna(月)のピラミッドからまっすぐ「死者の大通り」が伸びている。
その斜め先には太陽のピラミッドがある。

僕は太陽のピラミッドの途中の踊り場まで登って、
あたり一帯の緑と空気を吸い込む。
踊り場からでもちゃんとあたり一面が眺められるほどに高い。

空は雲っているけれど、
ところどころ日の光が雲の間からさしていて
厳かな気持がする。

太陽のピラミッドの踊り場からLuna(月)のピラミッドを眺める。

僕は、太陽の位置から月子さん(仮名)を見つめているような気持になる。

このとき、だいぶ咳は収まり、
喉の痛みも少しは和らいでいた。
不思議なことに。

テキーラが飲みたい。
いや、やっぱりボヘミアンビールがいい。
第一、名前がいい。

月子さんは今頃どうしてるだろう。


♪ テーマ曲 「Si No Te Hubieras Ido」  by Marco Antonio Solis♪

(続く)

関連記事:

「ジャスミンと巫女」

「行くぜメッヒコ! (1) ~ハポネスは右36度へ回れ~」
「行くぜメッヒコ! (2) ~テキーラで乾杯~」
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by y_natsume1 | 2008-06-15 11:22 | メキシコ

行くぜメッヒコ! (3) ~ふらふらとアベマリア~

2008年5月29日(木) メキシコシティ出張 Day #3。

朝、起きて、思った。

やられた。

とうとう。

悪寒。

長時間のフライト中、機内がすごく乾燥していたからか、
メキシコ最初の夜に着替えがなくて裸で寝たからか、
ホテルの会議用会場の冷房がきつかったせいか、
その全部が理由か・・・。

とにかく咳がひどくて止まらない上に、
そもそも気分が悪い。

喉が焼けるように痛い。

一応朝から会議に出たけれど、
11時ごろ あぶら汗まで出てきて、どうにも気持悪くなって、
ボスに断りを入れて部屋で休むことにする。

4時間ほど、横になる。

いろんなことが頭をよぎる。

  ・・・・・・ 京都、ジャスミンの匂い、月子さん(仮名)、 そして・・・・。


メキシコなんてどこがいいの?って言う人がいる。
人それぞれだけど、僕はここはアートと色彩の宝庫、だと思っている。

フリーダ・カーロ、ディエゴ・リベラ、インディオ、アステカ文化、ピラミッド・・・。

これほどアートや歴史的な遺産に囲まれている国だなんて、
日本にいると想像しづらいけど、
実際に接したら驚くほどアーティスティックな国だと分かる。

ここは僕にとって
いずれは一人旅でぜったい訪れたいと思っていた場所なのだ。

僕の永遠のバイブル、
ジャック・ケルアックの小説 「On The Road」 で
メキシコシティが描写されているから、でもある。

(注: 「On The Road」は最近、青山南の新訳版が出ている。 昔の福田稔版も悪くないけれど、新訳も現代的な文章で読みやすいと思う。)

僕は熱でフラフラになりながら、
「On The Road」のメキシコ描写シーンを思い出していた。 

この作品の主人公はメキシコシティで赤痢になり、発熱する。

「On The Road」の大ファンとはいえ、
自分もこの小説の主人公と同じように、メキシコシティで熱にうなされるとは。

それこそ、シャレにならん。

僕の場合はひどい咳と喉痛と悪寒。
赤痢でないだけ、まだましか。

そして僕はまだ、
オン・ザ・ロード=放浪の旅の途中にいる、とでもいうのだろうか。

はやく、冷えたビールが飲みたい。

結局この日は食欲がなくて朝も昼も食べず、
午後4時ごろ起き出して、皆に合流。

夕方、簡単な市内観光に参加。
ホントに簡単なヤツ。
中央広場あたりを見るだけ。

けれど広場や教会等の建築物の
何とステキなことだろう。

かつては湖の上に浮かんでいた都市、メキシコシティ。
スペイン人の来訪で、その湖は埋め立てられる・・・・・。

・・・・・・ 教会の中に入る。

ちょうどミサが行われている。

天井近くの上部のガラス窓から、日が差し込んでくる。
教会の中で存在する日の光が、とても印象的に感じる。

メキシコシティはこの時期
夜7時ごろでも日が沈まないらしい。

教会は湖の上に建っているせいで毎年少しずつ沈んでいるらしいが。

まだまだ明るい。

・・・・・ アべマリアが歌われる。

なんて美しいメロディなんだろう。

僕は、もうろうとしながらも、
アべマリアと教会の厳粛さとメキシコの乾いた空気を味わっている。


祈ろう。

アべマリアはまさに祈りの曲なのだから。

祈ろう。

何に対してかはヒミツだが、
とにかく、

祈ろう。


♪ テーマ曲 「To Love Somebody」 by Eagle Eye Cherry ♪
♪ テーマ曲 「アヴェマリア」 by 藤原道山 ♪

(続く)

関連書籍:

「オン・ザ・ロード」 (ジャック・ケルアック 青山南 訳 / 河出書房新社)

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路上
ジャック・ケルアック 福田 稔 / 河出書房新社





関連記事:

「路上 On The Road」

「ジャスミンと巫女」

「行くぜメッヒコ! (1) ~ハポネスは右36度へ回れ~」
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by y_natsume1 | 2008-06-12 20:16 | メキシコ

行くぜメッヒコ! (2) ~テキーラで乾杯~

2008年5月28日(水) メキシコシティ出張 Day #2。

朝からホテルで会議。
意外なことに、荷物を失くした同僚が複数いた。
珍しくもないらしい。

オレは昨日の午後着いて、荷物が届いたのは夜の11時ぐらいだったっけな、
とか、
僕も昨日ロストしたよ、届いたけど、
とか。

よくあること、なんだな、たぶん。

午後遅く、ようやくスーツケースがホテルに届く。

一安心で着替える。

喉は相変わらず痛く、咳も止まらない。
昨夜、傍に女性もいないくせに裸で寝たのがいけなかったか。

ディナーはホテルから離れたちょっとしたオシャレな場所で。
同僚たちとテキーラで乾杯。

生バンドの演奏。
2曲目に「キサス・キサス・キサス」をやってくれる。

僕の母が、生前一番好きな曲だと言っていたやつ。

赤ワイン、肉、あれやこれや。

海抜2,000メートル以上という高地なので
酒の回りがはやいのか。

少し頭が、痛い。
なんだか、ちょっとやばい、かも?

ホテルに戻ってそそくさと寝る。

♪ テーマ曲 「キサス・キサス・キサス」 by ナット・キング・コール ♪

(続く)

関連記事:

「ソウル・バーの夜 (4) ~キサス・キサス・キサス~」

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by y_natsume1 | 2008-06-10 21:29 | メキシコ

行くぜメッヒコ! (1) ~ハポネスは右36度へ回れ~

メキシコシティ出張 Day #1。

日本時間 2008年5月27日(火) 午後、
成田からLA経由でメキシコシティに出張。

メキシコ滞在予定は5日間。
そのあとそのままアメリカ某州の地方都市に移動して
またお仕事数日間。

LAでトランジットのとき、なんだか嫌な予感がしたのだ。

いつものことだけど、
アメリカはたとえ素通りのトランジットでも
いったん入国したからには最初の入国都市で
入国審査とバゲージクレームをしなけりゃいけない。

要するに荷物のピックアップを一度やって、乗り換え先の航空会社のカウンターで再チェックインする。

別にアメリカに滞在する予定がなくてもやらなきゃいけないなんて、
素通りトランジットの身からすれば、はなはだ面倒。

だけど今回は、ちょっと雰囲気が違う。

LAの空港は今すんげえ工事中だし、
おまけにこの時間帯、メキシコ航空でアメリカから出国するチェックイン客が
やたらと多くてごった返している。

別のプロジェクトでアメリカの某都市に出張して日本に帰る途中の同僚に
たまたま偶然チェックインカウンターの近くで出くわす。

彼も帰国便の時刻が迫っているのに
なかなかチェックインが進まないって言ってイライラしている。

長い列・・・・・。

そういう、ときだったのだ。


*****************

2008年5月27日(火)現地時間の夜7時すぎ、メキシコシティに無事到着。
身体はね。

しかし、荷物は見事にロスト。

嫌な予感は的中。

バゲージクレームでずーっと待っていたが、
最後に出てくる荷物もやはり自分のではないのだと、むなしく確認。
約1時間眺めてたが。

カウンターで連絡先を書いて、早く届けろよと強くプッシュ。

渋滞の中、タクシーはホテルまでのろのろと走る。

(これが夜ではなくもし昼間だったら、映画「天国の口、終りの楽園。」の冒頭シーンに似たような感じだろう。)

車の中で咳が出る。
飛行機の中がものすごく乾燥していたせいだろうか。
喉が痛い。

ホテルに着いて、同僚たちと近くのサンボーンというファミリーレストランで軽食&酒。

これがまた意外にうまい。
ファミレスのくせに(失礼)。

荷物が出てこない=いつ届くのか、出てくるのかさえ保証がない=いつ着替えができるのか分からない=イライラする、

という図式を
凌駕させるほど、美味い料理とビール。

ビールは地元のボヘミアン。
冷やした白い陶器のジョッキにはレモン汁が既に入っていて、
陶器の淵にはたっぷり塩が塗られている。

そこにキンキンに冷えたボヘミアンを注ぐ。

飲む。

うまい。

レモンと塩とビールの三位一体。

牛肉のBBQをタコスで巻いたもの。
肉には程よい塩がふられている。

白身魚のバター焼き(?)と白米(この米の塩加減がまた最高にいい)。

結論: 塩だ。  要するに塩が、うまいのだ。


食事を終えホテルに戻る。
着替えもないまま、シャワーを浴びて裸で寝る。

ビジネス用のドレスシャツを着たまま寝てもよかったんだろうけど、
翌朝の会議でしわだらけのシャツじゃ、あまりにみっともないと思って。

僕は普段からビジネスで着るドレスシャツの下にはTシャツは着ない。
だからTシャツは今、手元にない。

バスローブはこのホテルのアメニティにはない。 
こういうときに限ってバスローブのないホテルになってしまうのも、巡りあわせか。 
いちいちコンシェルジェに頼むのも嫌だ。 
長時間のフライトで疲れてるし、へんてこりんな時間帯。

ビールと食事でわりと心はハッピーだけど。

荷物は、いつ届くんだろ。
いや、そもそも出てくるんだろうか。

♪ テーマ曲 「Watermelon in Easter Hay」 by Frank Zappa♪

(続く)

メキシコ関連映画:
「天国の口、終りの楽園。」
「アモーレス・ペロス」

メキシコ関連記事:
「メキシコの乾いた大地」
「天国の口、終わりの楽園。」
「アモーレス・ペロス」
「キューバへの一人旅 (10) 最終回 ~日付変更線~」

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by y_natsume1 | 2008-06-08 06:40 | メキシコ

メキシコの 乾いた大地

不思議な雰囲気を持った飲み友達がいる。 

女性、30歳ちょっと。 

背が高く、やせていて、さっぱりとした性格。
少々ぶっきらぼうに見えることもあるけれど、実は思いやりがある。
そして、酒が強くて、とても礼儀正しい。 

僕にとっては数ヶ月に一度とか、数年に一度会う程度の、どことなく中性的な友人。 お互い、なぜか男女の雰囲気にならないのがかえっていいのかもしれない。 ユニークなサブ・カルに関する、僕の貴重な情報源でもある。

フリーダの大ファンであるアイツは、1~2年ほど前に、メキシコに一人旅したことがある。
(以前はモロッコに一人旅したこともあるというから、要するに個性的なお姐さんなんだよ、アイツは。)

そのメキシコの一人旅の最中に、アイツがどこかの片田舎でバスに乗っていたときのこと。 バスについているモニターで流していたのは、ブラジル映画 「シティ・オブ・ゴッド」 だったそうだ。 なぜかメキシコに似合っていたんだとさ。 メキシコの乾いた土や空気に、フィットしやすいんだろうかね。 僕も「シティ・オブ・ゴッド」は大好きな映画だけど。

シティ・オブ・ゴッド DTSスペシャルエディション (初回限定2枚組)
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ここ数年、彼女は時々僕に、「アモーレス・ぺロス」、 「恋人までの距離(ディスタンス)」、 「バルスーズ」 など、僕が知らなかった映画をいくつもオススメしてくれている。 どれもこれも、観てみたらヒトクセある面白い映画ばかりだった。

坂口安吾のシュールな短編、「桜の森の満開の下」を、「狂気」のコンセプトで毎年桜が咲く頃に読むと面白いですよと教えてくれたのも、アイツだ。

桜の森の満開の下
坂口 安吾 / 講談社





隠れ家的お店や飲み屋をいくつか紹介してくれることもあった。 (隠れ家的な空間だから)本当はあまり他人に教えたくないはずなのに、なぜかあっさりと教えてくれた。 

逆に僕からは、根岸吉太郎監督のにっかつロマンポルノ時代の佳作 「狂った果実」 や、小説「上海ベイビー」など、これまたヒトクセありそうなやつをいくつかオススメしたことがある。 あんなの、紹介してよかったんだかどうだか。 ま、いいか。

上海ベイビー
衛 慧 桑島 道夫 / 文芸春秋





次にアイツがオススメしてくれる、僕の知らない映画や小説は、どんなものだろう?
楽しみだな。

それより何より、次にアイツに会うのは、いつになるだろう?
2週間後か、数年先か? 
どちらも、あり得そうだな。 
でもいつになるかは僕にもアイツにも、わからない(苦笑)。
というより、決めない面白さ。
そこがまた、いいんだよ。

僕の周りにはなぜか、
ときどき、思い出したように、
風のようにやって来て、
風のように去っていく、
そんな面白いヤツが、何人か、いる。

ふむ。
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by y_natsume1 | 2005-06-23 20:08 | メキシコ




夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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