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カテゴリ:映画言いたい放題( 29 )

映画のタイトル 考察その5 ボーンアルティメイタム

例えば、「ボーンアルティメイタム」。

なんや、それ。 どういう意味やねん、って感じ。

中身はとても面白かったけど。

最初韓国で英語で観たんだけど、

普通の日本人である僕には
よくわからないタイトル。

アルティメイタムが最後通牒のことだとわかったのは
後でネットで調べたから。

「ボーンスプレマシー」 (ボーンの優位性という意味らしい) もしかり。
よくわからん。



関連記事:
「映画のタイトル 考察その1 天国は待ってくれる」
「映画のタイトル 考察その2 プライベート・ライアン」
「映画のタイトル 考察その3 サウンド・オブ・サイレンス」
「映画のタイトル 考察その4 クレーマー、クレーマー」

「コリアの休暇 (8) ~江陵で清酒~」
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by y_natsume1 | 2009-01-24 12:55 | 映画言いたい放題

ひらけゴマ

映画は小学生の頃から大好きで、
それは今でも続いている。

それにも多少の波があって、
とりつかれたように週に5本ずつレンタルで観る時期が続くかと思えば、
映画館どころかレンタルでさえ数ヶ月何も観ない時もある。

この1~2年は、「多少の波」にかかわらず、
ハリウッドの大作映画はあまり観ていない。

脚本の内容があまりに薄っぺらになってきている傾向が強くて
どうも観る気がしないのだ。 

(観てから文句言え、っていうのが僕の信条ではあるけれど、どうもねぇ・・・。)

1970年前後の作家性の強いアメリカン・ニュー・シネマはかなり良かったのに、
ときどき観る最近のハリウッド映画は、頑張ってるんだろうけれど、ちょっとひどい。

だから、出張の飛行機の中などでたまには観るけれど、
自分からは段々観なくなる。

それにハリウッドの大作、話題作は、
あとあとレンタルでも地上波放映でも観るチャンスはいくらでもあるしね。

その代わり、
最近はちょこちょことミニシアター系の映画を中心に映画館で観るようになった。
公開後はレンタルされるのかどうかさえ不安になるような作品。

テレビCMなどの宣伝費をかけられない低予算映画だけど
一応観る前は良質の作品だと期待できそうなやつを
中心に観る (もちろんそれだけじゃないけど)。

ちなみに、

映画配給のビジネスでは俗に言う「P&A費」の2大コストが大きい。
P: Print フィルムの焼付け費用。
A: Advertisment 広告宣伝費。

普通は映画館と配給会社が興行収入を半分こする。
そこからP&A費を差っ引いて、あれやって、これやって・・・・・。
儲けは少ないかも。

そして映画制作側では
著作権を基にしたDVD化権やTV放映権、ゲーム化権などの
権利の切り売りビジネスを展開していく。

過去に勤務していた職場の仕事柄、
そういうのに接していたことがあって、ちょっとばかし知ってはいる。



そいでもって、この数ヶ月から半年ぐらいの間に映画館で観たのは、

ファクトリーガール 
ワンス ~ダブリンの街角で~ 
コントロール 
アイム・ノット・ゼア 
ラスト・コーション 
マイ・ブルーベリー・ナイツ 
パラノイド・パーク 
シティ・オブ・メン 
コレラの時代の愛 
画家と庭師とカンパーニュ 

などなど。

これらの映画を製作したスタッフたちに本当に感謝している。

ありがとう。

実際に自分の目で観てみたら、
例外はあるけれど、これらの映画は総じてどれも僕好みの興味深い映画だった。
感動したし、楽しめたし、深く心に残った。

映画製作スタッフたちよ、ホントにありがとう。

上に挙げた映画のいくつか (ていうか、実はほとんど) は音楽も気に入って
サントラCDまで買っているほどだ。

ただ、ガス・ヴァンサント監督の「パラノイド・パーク」だけは、
やっぱりカネ返せと言いたい。

詳細は書かないが、僕の感想はそういうことだ。
映画の中で使ったエリオット・スミスたちの名曲が泣いているゾ。

逆に、期待にたがわず良かったのが僕の中南米好きを反映してか、
「シティ・オブ・メン」 (ブラジル)、「コレラの時代の愛」 (南米コロンビアが舞台)、
そして意外な佳作、フランスの 「画家と庭師とカンパーニュ」 あたり。


特に、「画家と庭師とカンパーニュ」 はとても良質の、掘り出し物だ。

予算もあまりなくてTVのCM宣伝なんか殆ど(いや、全く?)していないだろうに、
たぶんクチコミなんだろう、今でもミニシアターには客が押し寄せている。

クチコミは時におそろしい。 影響力がある。

本当に観てよかった。

男2人の掛け合い漫才のような、
まるでドキュメンタリーかとさえ思うようなユーモラスな会話の応酬。

素朴で自然で、
成熟した(年齢を重ねた)からこその、大人の持つ魅力がある。

この映画の脚本には、明らかにハリウッド映画にはないテイストと発想がある。
若い人も、僕みたいに中年以上の人間も、じんわり、ホロリとくるんじゃないかと。

*************

ハーフボトルの赤ワインとバゲットとチーズとサラミで
胃袋を楽しませつつ、
この文章を書いている。

もうすぐ、中秋の名月だ。
あの国に住んでいるXXXさんは、もう月餅(ムーンケーキ)を買っただろうか?

関係ないけど、ラマダンは今回は早いんだなぁ・・・・。

♪ テーマ曲 「弦楽セレナード 第1楽章」 by チャイコフスキー ♪
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by y_natsume1 | 2008-09-04 21:42 | 映画言いたい放題

鎌倉の後 にっかつロマンポルノ名作集

今回の記事はR-18。 18歳未満はここから先はご遠慮下さいませ。

(ってわざわざ断り入れるほど過激な内容ではないのだけど、一応ね。)

2008年2月16日(土) 昼。

先週末の鎌倉山ん中さまよい事件は、
(フィクションではなく実話なだけに)
今思うと結構やばかったような気がする。

足腰の痛さからすると1時間どころじゃなくて
3~4時間ぐらい歩いてたような気がするし、
タクシーは全然つかまらなかったし、

ものすごい寒さで、
由比ヶ浜のバーにたどり着いた時は、
(僕のいつもの風邪の前兆でもある)喉の痛みがちょっと出てきて、
体もガタガタ震えていたほど。

だって翌日(2月9日土曜)には
関東地方に雪が積もったほどだったんだからね。

一歩間違えれば(文字通り歩く方向が違っていれば)、シャレにならんことに。

そいでもって風邪も引きかけた。 今は大丈夫だけど。

いかんねぇ、酔いどれは。

トム・ウェイツだってチャールズ・ブコウスキーだって、
みんな酔いどれじゃないかと 言ってみても、

お前(夏目)は詩人でもアーティストでもないだろ、普通の会社員だろ、
と言われてその通り。

酩酊状態のくせに翌朝8時半ごろには
電車とバスを乗り継いで都内世田谷の自宅まで帰還できている
というありがたい展開。 

おそらく、居眠りで乗り過ごすこともなく、1時間半ほどで到着した模様。

失くしたものは片方の手袋のみ。
財布の中身も鞄も無事だった。

43歳にもなって自慢できることじゃないけど・・・。

誰かに守られてるんだろうか。


**************

この日(2008年2月16日土曜)、お昼に所用で横浜チャイナタウンへ。

その後、鎌倉へ移動。

由比ヶ浜の某カフェ(あのバーじゃないよ)で
海をボーっと眺めながらラムを数杯。

また飲むのか。

冬の海は誰もいないけどそれはそれでステキだ、
などとカッコつけて言う場面ではない。

湘南の海岸は冬場でも
サーファーやら犬を連れた人やらデート中のカップルなど、
けっこう人がいるのだ。

冬のドーヴィルのようにはいかない。(映画「男と女」のことだ。)


夕方、帰宅して、
先週末の凍えそうな「さまよい事件」を思い出しつつ、
にっかつロマンポルノの名作DVDをかける。

「赫い髪の女」(1979)、 

神代辰巳監督、宮下順子&石橋蓮司主演。

原作は芥川賞作家、中上健次の「赫髪」。

なんと荒涼とした情景を描いていることだろう。 
その荒涼さは、僕が鎌倉をさまよっていた心情にマッチする。

にっかつロマンポルノとはいえ、
原作者も監督も出演俳優も、
簡単にポルノと片付けるわけにはいかない人たちばかり。

宮下順子さんだぞ。 なんて色っぽいんだろ。

石橋蓮司さんだぞ、阿藤海さんだぞ、神代監督だぞ。
 
しかもデキが良い。 

陰うつではあるけれど、どっかの下手な一般映画よりよっぽど、
人間の業(ごう)や性(さが)、情念をちゃんと描いてる。

肉体労働や土着文化の側面も。

セックスシーンも今の時代からすればかなりおとなしめで、
本番AVと比べれば、
(本番と比べてもしょうがないけど)
これでなんでポルノ?って感じさえする。

当時、女性たちはポルノ映画をわざわざ映画館にまで
観に行けなかっただろうから、

こういう名作をなかなか観る機会がなかったのは
残念だろうなと思ってた。

最近は渋谷辺りで
女性が参加する昭和・にっかつロマンポルノの上映イベント
なんかもあったりするが。


これ以外にもにっかつロマンポルノには隠れた名作が多い。

「狂った果実」 (1981)。

監督は駆け出しの頃の(なんと!)、根岸吉太郎。

主演は本間優二、蜷川有紀(劇団四季の蜷川幸雄の姪)、
それに大御所、岡田英次まで出てる。

主題歌はアリスの同名曲。

これ、一般映画でしょう、今の感覚では。

階級社会、若さゆえの残酷さ、狂気、衝撃的なラスト。

こういう作品がポルノだからって埋もれているのは寂しい。


そうそう、
湘南の女子高生を真夏の日差しの下、見事な撮影で切り取った、

「セーラー服百合族」 (1983) 那須博之監督、

なんかもとても出来がいい。

(DVD化時点で「制服 百合族」にタイトル変更。)

実は那須監督は後に「ビーバップハイスクール」とか「デビルマン」などを撮っている。

この「セーラー服百合族」という作品、
僕は公開当時に1度観ただけなのだが、強く印象に残っている。

もちろん18歳の男の子が観るのだからセックスシーンはもちろんだけど、
特に撮影がよかった。

江ノ電が美しく撮れている。

緑や青の色彩を基調に、
光の処理が抜群だなぁと(素人なりに当時は思った)。


にっかつロマンポルノ、あなどりがたし。

疾走しよう、peleの曲をかけながら。

ハイになろう、安物のラムをグイグイやりながら。


♪ テーマ曲 「nude beach, pin hole camera」 by pele ♪

関連記事:
「京の女に言ふ (2)」
「狂った果実 (根岸吉太郎監督版)」
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by y_natsume1 | 2008-02-17 10:38 | 映画言いたい放題

映画のタイトル 考察その4

たとえば、「クレーマー、クレーマー」。

邦題からはいったい何のことか、分からない。

原題は「Kramer vs. Kramer」。

これだと少なくともクレーマーというヤツ同士の対決、ぐらいは想像できる。
実際、映画のストーリーはクレーマー夫とクレーマー妻が、離婚に際し、法廷で自分たちの息子の親権を巡って争う展開であり、父親と息子の愛情物語でもある。

であれば、この原題は納得がいく。

けれど、邦題はどうか。

これじゃ分からん。 

単なる同じ単語の繰り返し、何かの歌詞のリフレインか、はたまた因縁をつけまくるクレーム常習犯 (この場合はClaimが元の語だからKramerとも綴りが違うけど) かとさえ勘ぐる。

原題の意味合いを生かすのが少々難しいケースかもしれないけれど、
もう少しなんとかならなかったのか。

ならなかったんだろうなぁ・・・。
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by y_natsume1 | 2007-05-12 17:08 | 映画言いたい放題

映画のタイトル 考察その3

例えば、「サウンド・オブ・サイレンス」 (マイケル・ダグラス主演)

原題は 「Don't say a word」

原題とはまるで異なる英単語のカタカナ表記。
これはひどい。

原題の英単語をそのままカタカナにするセンスのなさよりも、もしかしたらもっと悪質かもしれない。

これじゃあ、サイモン&ガーファンクルの歌をモチーフにした映画か?と誤解される。 

いや、その誤解をあてにして、つまりS&Gの威光を意図的に借りてまで、売ろうという魂胆なのか。

センスのなさよりも、ひどい話ではないか。 

この映画の製作者たちは、公開される国によって、まるで違うタイトルにされてしまうことを、かなりの程度許容している、とでもいうのだろうか。
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by y_natsume1 | 2007-02-12 11:44 | 映画言いたい放題

映画のタイトル 考察その2

例えば、 「プライベート・ライアン」

この題名で違和感を持たない日本人はいるだろうか。

スピルバーグの戦争ものという情報がなければ、
このタイトルだと、ライアンさんの私的な生活・・・・? 
と思ってしまうのが関の山だろう。

原題は
「Saving Private Ryan」

直訳すれば、ライアン二等兵の救出 とでもなるか。

プライベートは軍隊の階級で二等兵のこと。

「プライベート・ライアン」という邦題では、日本人には意味が通じにくい。
プライベートという英単語は私的な、という意味でしか知らない日本人は多いと思う。

後年ずっとこういうタイトルを使うことになるのだろうから、もう少し日本側にとってセンスのいい邦題が欲しいところだ。

昨今、安易な、英単語をカタカナにしただけの邦題や、原題の英単語を少し削って余計分からなくしたようなカタカナだけの邦題が、 多すぎる。 センスがない。
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by y_natsume1 | 2007-02-11 10:29 | 映画言いたい放題

映画のタイトル 考察その1

例えば、「天国は待ってくれる」

最近、同名の邦画ができたようだ。 2007年2月10日公開。

僕はこの邦画を観ていないし、内容は分からない。 
だからこの邦画の「内容」について語る資格はない。
観る前に内容自体にダメ出しをしているのでもない。
 
だけど内容どうこう以前に、どうして1943年のエルンスト・ルビッチ監督の名作と全く同じタイトルを、使うのだろう。 

50年以上たっていて、著作権の問題もクリアできるから? 
もしそれだけの理由だとしたら、悲しい。

違和感がある。

本当に、タイトルとストーリーにルビッチ作と関連性があるのか? 
(ルビッチ監督作のリメイクでもなさそうだし、ストーリーも直接の関連性はないようである。)

たとえあったとしても、このタイトルは使って欲しくないぐらいなのに。 

今回の邦画制作者にとって、そこには自分たちのオリジナル作だという気概と、そもそもアーティストとしてのセンスはあるのか。 

安易なパクリではないのなら、制作サイドからの納得のいく説明が欲しい。

ルビッチへのオマージュだとか、インスパイアされた、などというもっともらしい言い訳ではなく。

ルビッチ監督ファンにとっては、このタイトルはあくまで1943年の、彼の唯一のカラー作品のものだ。 

この映画が1990年ごろ(?)に日本で公開されたとき、僕は当時のガールフレンドと一緒に映画館で観た。 1940年代の作品なのに、キレイな色彩。

そしてタイトルに、とても意味があるストーリー展開。 

・・・・・ 映画のタイトルって、すごく大事だと思う。

今回公開される同名の邦画に、ルビッチ作と同じタイトルをつけるちゃんとした理由があるなら、それを知りたいし、きちんと評価もしたいのだが、実際、どうなんだろ。

♪ テーマ曲 「真珠の首飾り」 by グレン・ミラー・オーケストラ ♪
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by y_natsume1 | 2007-02-10 09:14 | 映画言いたい放題

赤木圭一郎という俳優


昭和30年代の日活アクション映画が大好きなことは前にも書いた。
中でも赤木圭一郎という俳優が特にごひいきで、中学生の頃からずっと好きだ。

日活ダイヤモンドラインの1人。
ダイヤモンドラインとは、石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、和田浩治のスター4人が月に1本ずつ、それぞれが主演する映画を封切っていた、当時の日活のラインナップ。 

あの頃は新作が1週間ごとに封切られていたそうだ。

赤木の人生は結果から見れば、太く短い。

赤木は彗星のように現れ、風のようにこの世から去っていった。
たった21歳の若さで。
撮影所内でのゴーカート事故だった。

その死に様から彼を「和製ジェームズ・ディーン」と呼ぶ人もいる。
風貌や出演作品はジェームズ・ディーンのそれらとは違うけれど。

驚くべきは、赤木がたった20歳そこそこの若さながら、いっぱしの大人の雰囲気と存在感をスクリーンで出せていたことだ。

単に老けている、というのとは全く違う。

今の日本の20歳ぐらいの俳優で、あれほどの成熟した男の存在感を持って主演をはれる俳優がどれだけいるだろうか。 

僕はあまり思い浮かばない。 

今の俳優たちは、あの時代の俳優より幼い気がする。 いや、僕自身も含めて、今の日本の社会全体がそうなのかもしれない。

とにかく、

「霧笛が俺を呼んでいる」 とか 「拳銃無頼帖 抜き射ちの竜」 なんか、
カッコよかったなぁ。

♪テーマ曲 「So What」 by Miles Davis ♪

過去の関連記事:
「日活アクション映画ってさ」

参考書籍: 
「天国への片道切符」 稲葉稔著 (映画好きには超オススメ小説)

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by y_natsume1 | 2006-09-16 23:53 | 映画言いたい放題

日活アクション映画ってさ

実はすごく好き。
最近はケーブルTVで録画してよく観ている。

昭和30年代(西暦だと1955年~1964年)あたりに日活で制作された、一連の無国籍B級アクション映画。

あんなもん、どこがいいんだ、とは(それなりに映画に詳しい)義父の弁。
ストーリーとか配役なんて、ほとんどおんなじでしょう? とは相方の弁。

確かにねぇ。

石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、和田浩治、宍戸錠、二谷英明。
特に赤木圭一郎と宍戸錠と二谷英明が好きだった。

(去年だったかな、僕の友人である某女性が神楽坂の某飲み屋でぐでんぐでんに酔っ払った宍戸錠に本当にナンパされたらしい。 若いねぇ、エースのジョーさん・・・。)

いずれの主人公も、俺みたいなワルに惚れるなよ、惚れたら怪我するぜ、的な台詞をヒロインに吐き、地元の悪者をやっつける、暗い過去を背負った二枚目のオトコ。 しかも旅から旅の風来坊(こんな言葉、今の日常会話じゃ聞かれませんがね)。

脇役陣や悪役も、高品格、安部徹、金子信雄、そして西村晃の憎ったらしい香港マフィアなど、だいたいパターンが決まってる。

僕が日活アクションを大好きな理由は・・・・・・
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by y_natsume1 | 2005-11-18 12:54 | 映画言いたい放題

オススメ映画第21弾

オススメ映画第21弾。

今回は1960年代~1970年前後の学園闘争やヒッピー、ドラッグ、サブ・カルチャーなどに関連した映画をいくつかと、邦画など最近ビデオで観た作品を中心にご紹介。



「欲望」

大傑作!ミケランジェロ・アントニオーニ監督。1966年UK映画。有名作なのになぜか今まで観たことなくて、最近某友人に勧められて観たら大正解だった。’60年代当時のロンドン・サブカルチャーや風俗をうまく描いた作品で、今観てもすごく新鮮。シュール。売れっ子カメラマンの主人公が偶然公園で(不倫と思われる)カップルを撮影するのだが、その写真を拡大してゆくとそこには死体が写っていた・・・・。原題はズームアップ。

映画の中で主人公がヤードバーズのライブに行くのですが、そのヤードバーズの演奏シーンにもぶったまげました。懐かしい&カッコイイ。ジミー・ペイジとジェフ・べックが出てるなんて今思うと最高ですよね(笑)。しかもサントラCDの解説によると、演奏シーンの撮影に使用されたライブハウスは、かの有名なロンドン・ピカデリーの「マーキー」だそうですっ!!実は僕も1981年、16歳の時に、「ガール」という知る人ぞ知るへヴィメタバンドを聴きに「マーキー」に行ったことがあります。その際のエピソードは僕のオススメ映画シリーズ第6弾の「さらば青春の光」の部分を参照。アントニオーニ監督は、当初はモッズたちの教祖的なバンド、ザ・フーの起用を考えていたんだけど、諸事情でヤードバーズになったみたいですね。冒頭のハービー・ハンコックのジャズもすごくいいです。サントラCD、オススメですよ。

この映画で特に良かったのが、ネタバレになるから詳しくは書けませんが、シュールで幻想的なラストシーン。これは秀逸。いいセンスですよねえ、こういうの。モッズたちはこの頃からいたんですね。俳優でいうと、バネッサ・レッドグレーブが若くてすっごく美人なのでびっくりしました。オバサンになってからしか知らないので。あと、モデル役のジェーン・バーキンも魅力的だったなあ。当時はたぶんデビューしたての新人だったろうけど。バーキンは後にシャルロット・ゲンズブールなどの女優を産むのですけどね。この映画に雰囲気が少し似てるというか、サブカルをうまく描いてるUK映画だと、「If もしも」、「さらば青春の光」、などが思い浮かびますが、どうでしょうかね。



「さすらいの二人」

ミケランジェロ・アントニオーニ監督。1975年制作。主演ジャック・ニコルソン。これも某友人に勧められて観たら良かった作品で、こういうのもロードムービーの一種なんだろうね。ラストのカメラワークがお見事! どうやって撮ったんだろって感じ。一度観てみて下さい。ストーリーはさておき、音楽や音響は現代の映画と違って、極力シンプルにそぎ落とした、静かな作品。でも映像はすごく美しい。絵画みたい。耽美主義とか、美意識とかを感じました。バルセロナ・ロケでのガウディの建築物もその美意識に一役買っていますよね。Jニコルソンが若い!今観ると、観念的過ぎて分かりにくい映画、って言われるかもしれないけど。僕は好きですね、この手のやつ。




「砂丘」

ミケランジェロ・アントニオーニ監督。1970年制作。この監督の作品によくあることですが、いつものようにストーリーそのものよりも何かを感じさせる映像表現に重きを置いたような作風だ。ロードムービー。大きな広告看板が何度も画面に映されるのですがその一連のシーンはけっこうアーティスティックで好きです。オープニング音楽がピンクフロイド!これもいいねえ。1970年前後のヒッピーやドラッグ、サイケデリック、学園闘争などに興味ある人は観ると良いと思う。荒涼とした砂漠で抱き合う何組もの裸のカップルは、ストーリーや意義付けとはそれほど関係なくアーティスティックに描かれており、幻想的。これがいわゆるドラッグによるトリップ現象の表現か??



「Returner」

金城武主演。監督・脚本・特殊効果の山崎貴は本当によく頑張ったと思う。それが感じられる。ただし、「未知との遭遇」や「ET]の宇宙人、「ターミネーター」シリーズの基本的設定、「マトリックス」のブレットタイム撮影、黒マント衣装などのパクリは否めない。これらの映画が存在しなくとも、「Returner」が生まれる日本映画界であって欲しいのだが・・・。金城武は可もなく不可もなし。岸谷五郎もそれほど怖くはない(怖い役を装っていたけどね)。ただ、樹木希林などのベテランの味はさすが。言っておきますが、そういう難点を度外視しても、観てるとけっこう面白くて最後まで観てしまう映画でした。



「ヴァイブレータ」

心の乾き、過食症&嘔吐の繰り返しの悩みを持つフリーライターの玲(寺島しのぶ)は、コンビニで偶然見かけたトラック運転手の若者に惹かれ、そのトラックに同乗して旅をする。邦画では久しぶりに完成度の高いロードムービーだと思う。無口な玲と饒舌な運転手。映画の全編で使用される寺島しのぶのモノローグはステキだし、会話内容とは異なる主人公・玲の内面の感情を字幕スーパーで表現した手法も的確だ。音楽の使い方もセンスが良い。常に感動的な音楽を流しているわけではなく、音楽の全くないシーンの方が多いくらいだが、たまに使用される曲がカッコイイ。登場人物が極端に少ないし、全体的に一見暗くて詩的で、いかにもインディーズ系映画だけど、良い作品だと思う。寺島しのぶ、一世一代の名演技。セックスシーンもよく頑張っている。あれだけのセックスシーンは演じる側にとってはおそらく大変だったのではないかと思う。単なる美人やカワイイだけのアイドル系女優ではできない内容だ。賞賛。彼女の代表作になるだろう。



「マグダレンの祈り」

カトリックの厳しい戒律を理解できていた方がこの映画を観るには良いだろうなあ。つい最近まで存在していた、少女たちに奴隷的な扱いをするアイルランドの某修道院。家族によってそこに(・・・日本の現代感覚からすれば些細なことで)強制的に入れられた少女たちの物語。映画冒頭でドラムスだけをバックに歌われる曲。それだけでこの映画がハイレベルなのが感じられる。俳優たちの目つきも、緊迫感のある演出も最高だ。これは地味で暗い映画というイメージもあるかもしれないけど、観て損はない。良質でマジメに作った映画だ。



「リオの若大将」

1968年制作。加山雄三の若大将シリーズは20本近くあるし、どれもこれも出演者から基本的ストーリーまでほとんど同じ。その意味で「寅さん」のように、単なるワンパターン映画だろう、という批判も多いだろう。しかし、この作品だけは数ある他の若大将シリーズとは少々違う雰囲気がある。この時代の映画だからこその良さがあるのだ。例えば、オープニングのサイケなデザイン、コスプレ風俗、大学生がノートを有料コピーするシーン(そんなの、当時はまだコピー機自体が珍しかったり存在しなかったりしたのだからね、新鮮な大学生の風俗だ)、いわゆるグループサウンズよりもよっぽどUKロックに傾いたハードなギターサウンド、マンガ本を読むシーン、などだ。サブカルチャーの面白さ。当時の時代が生んだ雰囲気を、この映画は内包しているからだろう。その頃流行っていた「少年サンデー」の「ゲゲゲの鬼太郎」に触発されて鬼太郎たちの扮装をした若者がコピー機のあるカフェで踊るシーンなどは、今のコスプレ文化そのもの。そして、この作品でこれまでマドンナ役を務めてきた星由里子の出演が最後になる(次回作からは酒井和歌子がマドンナ役)。年齢的には「もうお年」ということなのだろうが、この作品では初期の星由里子になかった面、つまり妖艶というか、フェロモンを出しているのである。プライベートで何があったのかは知らないが、明らかにそれまでの清楚なだけの星由里子より、女としてのエロチックな雰囲気が出ている。この作品を境に、あるいはそれより前から予兆のあった、映画産業自体の衰退は残念かつ皮肉。



「ニューオーリンズ・トライアル」

ジョン・グリシャム原作のいつもの法廷サスペンス。グリシャム原作モノの中でもかなり面白い方の作品だという気がする。主演のジョン・キューザックは器用かつ大胆で良い演技を見せる。それに負けていないのがジーン・ハックマンやダスティン・ホフマンたちベテラン俳優だ。退屈しないストーリー展開、意外な結末。おバカな大作がまだまだ多いハリウッド映画にあって、この手の映画はサスペンス&推理劇の基本路線から大きく外れずに、気負いなく楽しめるだろう。



「ピンポン」

窪塚洋介のエキセントリックなセリフ回しも良いが、脇役陣がすごく個性的で存在感ありあり(特にドラゴンの中村獅童とアクマの大倉幸二、更には荒川良々など)。ものすごく個性的という意味で脇役陣のレベルの高さは、並の日本映画とは訳が違う、って気がする。



「25時」

舞台はNY。麻薬売買の罪で、あと25時間で刑務所に入ることになる主人公。その直前のシャバでの一日をどのように過ごすのかが描かれる。決して刹那的でもないし、かといって悲観的でも楽観的でもない。淡々と時間は過ぎる。エドワード・ノートンが演じた主役は、例えば若い頃のショーン・ペンなどがキャスティング候補に挙がりそうな役どころ。ノートンはいい演技をした。
ラスト近くの幻想的な展開が素晴らしい。そこで父親役のブライアン・コックスのナレーションが入るのだが、これが最高にいいのだ。お見事。主人公の旧友を演じたバリー・ペッパーやフィリップ・シーモア・ホフマンなど、脇役陣も好演。
9.11テロ事件以降、人間本来の尊厳や人生観をどう考えていくか、テロ後の世界をどう受け止めるかが、この映画のテーマでもあるから、多少、重苦しくなるのは当然かもね。



「ジョゼと虎と魚たち」

舞台は大阪(だと思う)。偶然、足の不自由な少女(池脇千鶴)と知り合い、やがて恋に落ちる大学生(妻夫木聡)が主人公。カワイイ顔して毒舌な事ばかり言い放つ池脇千鶴が最高!会話内容がまるで人生の機微を知り尽くした「オバハン」のノリだもの。妻夫木も、一歩間違えれば単に障害者に同情しているだけのつまらん男ではないかと見られるところを、そのお茶目で憎めないキャラのお陰で成功している(だからこそキャスティングしたんだろうけどね)。他の登場人物は全員関西弁をしゃべるのに、妻夫木だけは標準語なのも意外と違和感はない。・・・才能というか、若さの勝利というか、そんな二人の俳優のキャスティング自体が成功した映画という気がする。細かな設定もいいですよ・・・・・・例えば、主人公がバイトする雀荘、弟の思いやりのあるセリフ、サガンの小説、SM、美味しいごはん(=白米と味噌汁とダシまき卵と焼き魚の典型的日本の朝食)、それら全てがうまく映画に貢献している。映画のタイトルがどういう意味で付けられたかも、映画を観れば分かる。「ピンポン」の大倉幸二&荒川良々がこの作品でも好演してますよ。懐かしや、真理アンヌも出演している。さて、あなたはラストをどう受け取りますか、って感じ。



「エネミー・オブ・アメリカ」

この作品とジーン・ハックマン主演の「カンバセーション 盗聴」(1974)をセットで観るといいだろうね。こういうサスペンス映画は単純に観てハラハラドキドキと楽しめるからいい。ストーリー展開がスピーディーで編集もテンポよくまとめている。プライバシーや個人情報をどのように扱っていくかという大きな問題を材料にしているから、テーマである不気味な感じと奇想天外過ぎるでしょう的な娯楽過剰部分とは一長一短あるけどね。主演のウィル・スミスは堂々としていていいよ。

***

今回は以上です。皆さんも良い映画をお楽しみ下さいませ。
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by y_natsume1 | 2004-11-05 17:44 | 映画言いたい放題




夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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