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カテゴリ:Music Bang Bang( 71 )

春宵の響 ~池月橋で笛の音を~

2009年5月13日(水) 夕刻。

狂いに狂っている精神状態。

まさに、どこまでつづくぬかるみぞ、だ 
(西東三鬼の短編 「神戸」の中の「第8話 トリメの紳士」 の最後の一文)。

せめて、ほんのひと時だけでも、癒しの異次元空間にトリップしようと、
洗足池へ。

ここで、毎年5月に行われる、春宵(しゅんしょう)の響(ひびき)という、
雅楽演奏会を聴いてみたくなったからだ。

車でそばを通りかかったことは何度かあるけれど、
洗足池公園の中に入るのは初めてだ。
ここに勝海舟の墓があることさえ知らなかった。


・・・・・・・・・ 池の西側に神社がある。

神社の赤い鳥居あたりに、
鼓の演奏場所がセットされ、ライトアップもされている。

その周りにはパイプ椅子で客席が設けられている。
既に老若男女、大勢見物客が来ている。

無料なのが嬉しい。

・・・・・・ 演奏が始まる。

池に浮かべた小船と池月橋という太鼓橋を舞台に見立て、
少しずつ進む小船にも、橋にも、
笛の演奏者がいて、音を奏でている。

幻想的な光景。
源氏物語の世界??

だんだんと暮れてゆく池のほとりで
笛や鼓の音色を楽しむ。

なんと雅で風流なことか。

演奏曲は、
荒城の月、おぼろ月夜、月の砂漠、など、
月に関係したものが多い。

ステキだ。

この夜、残念ながら月は見えないが、
見えなくても良いのかもしれない。


ねぇ、誰か、僕のために、万葉集の中のどれか、
恋の歌でも詠んでおくれよ、とさえ思う。

ねぇ、月子さん(仮名)、
僕に歌を、 詠んでくれないか?


僕は、今、
凝縮された小宇宙に存在している。

絶望的な希望と共に。

見えない月を、探しながら。


そしてまた、もうすぐ、
あの醜い世界に僕は戻らなければならない。

ねぇ、月子さん、
僕は、今度はどこに 居ればいいんだろうね?



笛の音は、小船と池月橋の双方から鳴り響いている。

それは、既に初夏の様相を呈している草いきれ漂う夜に、
命の源を月に向かって発射しているかのごとくだった。

いや、

見えない月に向かって、僕自身を、

僕自身の命を――。


♪ テーマ曲 「朧月夜」 by 古武道 ♪


*********************

<以下は 洗足池Wikipedia より引用>

千束八幡神社(せんぞくはちまんじんじゃ)は、洗足池の西のほとりに鎮座する神社である。品陀和気之命(応神天皇)を祭神とする。「旗挙げ八幡」とも呼ばれる。

860年(貞観2年)に千束郷の総鎮守として宇佐八幡から勧請された。10世紀前半の平将門の乱の際に鎮守副将軍として派遣された藤原忠方は、その後に千束八幡を氏神としてこの地に残り、池上姓を名乗ったという。また、11世紀前半の後三年の役では、奥州討伐へ向かう源義家が戦勝を祈願したとここにも伝えられている。

1180年(治承4年)、安房国から鎌倉へ向かう途中の源頼朝がこの地に宿営したところ、池に映る月のような姿のたくましい野生馬が現れこれを捕らえたとの伝承が残る。後に宇治川の先陣争いで佐々木高綱を乗せ、梶原景季の磨墨と競うことになる、名馬「池月」である。頼朝軍はこれを吉兆とし、旗を差し上げ大いに喜んだという。本堂の横に赤目で歯をむく池月を描いた大きな絵馬が奉納されており、さらに境内には池月の像が置かれている。

例大祭は9月に行われており、重要無形民俗文化財に指定されている神楽が奉納され、洗足池の秋まつりとして親しまれている。
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by y_natsume1 | 2009-05-14 21:50 | Music Bang Bang

12弦ギターの音色

普通のギターって6弦でしょ?

12弦なんてどうやって弾くの?

(12本も弦を)押さえるの、指が足らなくて大変じゃないの?

**************

僕は6弦ギターは中学生の頃から、
12弦ギターは高校生になったあたりから、
弾き始めた。

当時親しい女の子の友達から、冒頭の質問をよくされた。

今、12弦のアコースティック・ギターは
自宅の押入れの中で眠っている。

もうギターには何年も触っていない。

12弦のうち1本だけ、一番細い弦が切れていて、
それを張りなおそうとしたけど何度やっても切れてしまうので、
そのうちあきらめた。

もうギターを弾くこと自体は当分ご縁がないけど、それでいいんだよ、
という神様のお告げかと思い、
そのままにしている。

12弦ギターは、

6弦ギターの弦の並びに各々オクターブ高い細い弦が張られていて、
いわば2本で1対(1セット)の、6弦×2になっているだけのギターだ、

と言えば良いだろうか。

だから、(右手でギターを弾く人の場合だけど)
左手のフレットの押さえ方も、6弦ギターと変わりない。

違うのは、右手のピッキングで鳴る音の響き。

ピッキングがアップかダウンかで変わってくる。

アップならほぼ通常の音だけだけど、
ダウンなら通常の音に加えてそのオクターブ高い音が同時に鳴る。

特に6弦から4弦はダウン・ピッキングになるのが普通だから、
(それを狙っての弦構成だから当たり前だけど)良い響きになる。

ピックを使ってスリー・フィンガー奏法をやると、
規則的な弾き方をしているのに、
低音と高音を行ったり来たりしている譜面になるかも。

まるで、この世とあの世のはざまを行き来しているみたいに。

弦全体をストロークで派手に弾くと、
6弦のときの響き方とは違って、
シャリシャリいってる感じ。

12弦でメジャーセブンスのコードをじゃらーんと弾くと、
6弦よりももっと深みのある、いい響きが増す。

なんだか、真実と虚構の間に、
少しだけずれた、グラデーションみたいな何かが
挟まっているような音だ。


12弦ギターを意識して使っていたのは、
アメリカ(国名じゃなく、バンドのアメリカ)とかCSN&Yあたりか。

でも日本だと、すごいのはやっぱり加山雄三。

この人、日本で初めて本格的な多重録音をやった人だけど、

昭和40年(1965年)前後で既に映画の中で
12弦のエレキ・ギターを演奏しているシーンがある。

(例えば、「レッツゴー!若大将」での「フォー・オクロック」という自作曲の演奏シーンなど。)

12弦どころか6弦のエレキや生ギターでさえ、
演奏できればすごかった時代だろうに。

大ファンである。

**************

伊勢正三の 「22才の別れ」 という曲の場合は、
12弦ギターの演奏のように聴こえるけど、
実は6弦ギターの重ね録り。

この曲のレコーディングでは、
6弦の生ギターにエレキ・ギター用の細い弦を張って、
変則チューニング(俗に言うナッシュビル・チューニング)で、
いくつかオーバーダビングする形で
録音したんだそうだ。

(アレンジャーの石川鷹彦・談)

6弦ギターで12弦の効果を出そうとしたってことか。
6弦のナッシュビル・チューニングでの演奏を確認するには
↓これが一番だろう。

ナッシュビル・チューニングでの「22才の別れ」

「22才の別れ」 は1970年代の、
僕らが中学生の頃の、アコースティック・ギターの定番曲だった。

この曲は別に12弦でなくても、
通常チューニングの6弦でやっても十分いけてるし、
伊勢正三はライブでも普通の6弦演奏なんだけどね。

でもシロウトが真似するなら、12弦でやった方が
レコード(今はCDか)の演奏に近い感じに聴こえると思う。

イントロや間奏のリード・ギターや
7フレットのハーモニクス等の奏法も
カッコよかった。

その後何年かして、1984年、倉本聡脚本のTVドラマ 「昨日、悲別で」
のエンディング・テーマにこの曲が使用されてリバイバル・ヒットした時は、

何だか自分が急に年をとったような気にさせられた。

ドラマのストーリーのせいか、
この曲の最初のヒットから10年近くたっていたからか・・・。

僕はその時、まだ22才にさえも、なっていなかったけど。


こんなこと書くから、

お前、世代が確実に一つか二つ、違うくねぇか、
映画といい、音楽といい、お寺の趣味といい、
まるで団塊の世代として生きてたみたいな話だな、

と年上の飲み仲間に言われるのであるが(苦笑)。

でも、実体験としてそうなのだから仕方がない。

四国、瀬戸内海の海辺のド田舎にいたけれど、

小椋佳やユーミンを初めて聴いたのは小学5年生(1975年)だし、
井上陽水のアルバムを大音量で聴いたのは中1(1977年)のときだ。
中学生の頃はブレッド&バターもピンクフロイドもよく聴いた。

リアルタイムに近い。


*****************

イーグルスの 「ホテル・カリフォルニア」 のイントロも、
自分でも12弦の生ギターで7フレットにカポタストを付けて弾いてた。

僕はそもそも楽器の才能がないから、
「ホテル・カリフォルニア」のような難曲なんか、
エンディングのソロはちゃんとはできない。

イントロと歌のバッキング演奏ぐらいで十分楽しい。

昔のビデオクリップを見ると、
イーグルスのドン・フェルダーはこの曲をライブで演奏する時、
12弦(7フレのカポタスト)と6弦のエレキのダブルネックギターでやっている。

********************

今思うと、12弦ギターをやるなら、
ドゥービーブラザーズの曲なんかを真似して
普通にストロークでやってた方が、カッコよかったかも?

ドゥービーブラザーズは
12弦の生ギターを使ってもサマになりそうな曲がわりと多かったから。

でもやっぱり 「ホテル・カリフォルニア」 かなぁ。

6弦の生ギターだと、ポール・サイモンの曲と彼の奏法もいいなって、
すぐ思い浮かぶんだけどね。

********************


12弦で通常の音とそれよりオクターブ高い音とを、行ったり来たり。

1970年代とその少し先の未来とを、行ったり来たり。

この世とあの世のはざまを、行ったり来たり。


・・・・・ 月子さん(仮名)、 

いったい僕は、 どこに居ればいいんだろう?

教えておくれ。


僕の12弦ギターは、いまだに1本、弦が切れたままだ。

切れたまま、僕自身も切れて、気が狂いそうになる。


ねぇ、 月子さん。

僕は どこに  射精すれば いい ?


♪ テーマ曲 「22才の別れ」 by 伊勢正三 ♪
♪ テーマ曲 「Hotel California」 by The Eagles ♪
♪ テーマ曲 「Long Train Runnin'」 by The Doobie Brothers ♪
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by y_natsume1 | 2009-03-15 18:14 | Music Bang Bang

好きなCD (15) ~ "Landscape" by tsunenori ~

Landscape (2008) by tsunenori

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このCD、とても気に入っている。

発売当初、季節は夏だったのに、今はもう冬だ。
でもずっと聴いている。

打ち込みを結構使っていると思われるサウンドだけど、
そのくせなぜか、暖かく感じる。

なんでだろ。

すさんだ心を癒してくれそうな雰囲気が、アルバム全体に漂っている。

全ては、うたかた。

それ以上は、言うまい。

♪ テーマ曲 「Pastness」 by tsunenori ♪

関連記事:
「由比ヶ浜の月を 追いかけろ」
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by y_natsume1 | 2008-12-21 03:08 | Music Bang Bang

必殺仕事人シリーズのサントラCD

必殺! The SELECT.

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このCD、懐かしさもあるが、改めて聴くと
名曲ぞろいなのがよくわかる。

竜崎孝路の曲も良いけど、やはり平尾昌晃の曲は素晴らしい。

マカロニウェスタン調の曲、
エレキギターやトランペットを効果的に使ったサウンド、
仕事人たちが、さぁこれから仕事に行くぞ、という時にかかる曲など。


必殺シリーズは小学生の頃から大ファンで、
よくTVで観ていた。

特に1970年代の初期の作品群が、暗いけれど好きだ。

初期の作品は、後期作品群に比べて
「ムコ殿」みたいなコメディ要素をあまり前面に出してはいないが、
そのぶんクールで、ダークな感じが良い。

画面の色彩も、
黒や深緑や青などを強めに出した(ように肉眼には見える)
ハードボイルドな色調で、
それがとても好きだった。

当時の他のTVドラマのやわい色彩とは
まるで違っていたのが小学生にもちゃんと感じられた。

仕掛人、仕置人、仕留人、助け人、からくり人、仕事人・・・・・。

悪人に騙されて人妻がいたぶられ犯されるシーンなどは
小学生には少々刺激が強いと言う人もいるかもしれないけど、
よく描けてるなぁ、と思って観ていた。

人間の業(ごう)や性(さが)を、常に芯に据えている。 

池波正太郎の原作、仕掛人・藤枝梅安シリーズも好きだ。
梅安の人柄に、TVとは違って、深い味がある。

湯豆腐、お酒、味噌汁にちょっとごま油をたらすシーンなど、
食事の描写も大好きだ。


このCD、1枚で38曲も入っている。 
お得である。 

平尾昌晃センセイに、感謝。

♪ テーマ曲 「仕掛けて殺して日が暮れて(必殺仕事人より)」 by 平尾昌晃 ♪
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by y_natsume1 | 2008-12-19 19:11 | Music Bang Bang

The Who を追いかける夜

2008年12月某日、深夜。

国内出張、ドサまわりのシーズン。 

某地方都市の飲み屋街。

午前4時、したたかに酔った僕は、
まっ黄色の銀杏並木のたもと、つまり道端で、

♪ Lo~ve, Reign O'er Me ! ♪

と大声で何度も歌ってしまう (かすかな記憶しかないけど、歌ったんだと思う、たぶん)。

ロジャー・ダルトリーと同じような高いキーで。

♪ Only love can make it rain
The way the beach is kissed by the sea ♪


なんて気持ちが良いんだろう。

周りには迷惑だったろうな。 スミマセン。

この曲はハイトーンで大声で歌った方が、
気持ちが良い。

そして、初めてのバーに入ってペルノーのソーダ割りを2杯。

午前7時、そのバーの優しいマスターが外へ出て、
僕の泊まっているホテルまでの道を教えてくれる。

結構簡単だ。 まっすぐ行って曲がればすぐだ。

僕はホテルに帰ってシャワーを浴び、
一睡もせずにチェックアウトして、
新幹線に乗る。

The Who はサイコウだな、と思いながら。

酔っ払って新幹線に乗っている僕は
まるで映画 「さらば青春の光」 のジミーのようだった。

多重人格とドラッグでフラフラになり、
ロンドンから鉄道でブライトンに向かう、映画のジミーのように。

でも、これでいい。

精神的にキツイ仕事の後、The Whoを感じられたのだから。

嬉しい。

幸せなことだ。


********************

2008年12月某日 夜、

The Whoのドキュメンタリー映画
「The Who - Amazing Journey」 を観る。

ファンにとってはありがたい映画。
丁寧に、丹念に製作しているのがよくわかる。

映画館を出たら、The Whoの曲について最近語り合った友人から携帯にメールがある。 

どこまでもThe Whoな夜だ。

嬉しい。

幸せなことだ。

*********************

2008年11月某日 夜、

単独公演としては初来日となるThe Whoのライブに行く。

大ファンとしては当然だ。

行かないわけがない。

これを逃すと、オリジナルメンバー2人の年齢(60歳超)からいっても、
もう二度と日本で生の演奏は聴けないかもしれないし。

このバンド、
The Whoとしては
僕の生まれた年と同じ1965年にデビューしたから、
もう40年以上になる。

(ドキュメンタリー映画 「The Who - Amazing Journey」 では、その前から別のバンド名でも音楽活動していたことが丹念に描かれている。)

デビュー曲 「I can't explain」 でショウはスタートする。

40年以上も前の曲なのに、今でも全然古臭くない。
ライブの1発目としても、とてもカッコいい。

そして代表曲、ヒット曲を中心に怒涛の演奏が
アンコールも含めれば合計2時間以上、20曲以上、休憩なしで続く――。

「Who Are You」(この日約15年ぶりに偶然会場で再会した某人を連想)
「Behind Blue Eyes」 (生ギターのイントロがかっこいい)
「My Generation」 (デビューアルバムのタイトル曲)
「5:15」 (映画「さらば青春の光」でも使用された名曲)
「Pinball Wizard」 (ロックオペラ映画「トミー」の代表曲)

・・・・・・・ などなど。

手を抜かず、
結構ちゃんとマジメにやっているので、
意外というわけではないけど、何だかとても嬉しくなる。

ピート・タウンゼントの右腕回転ギター奏法も、
ロジャー・ダルトリーのマイクぶんぶん振り回しも、
いっぱいやってくれて満足。

初めて生で観ることができたそのパフォーマンス。

演奏の終わりごろ(最後のアンコール曲の直前)、
水分補給するダルトリーが、
ペットボトルの水ではなく、その時だけは
「A cup of tea, uh」 とか笑いながら言いつつ
カップで何かを飲んでいたのが印象的。

やっぱり中身は紅茶だったんだろうか。
それとも?

アンコールの曲名にかけていたんだろうな。

いずれにしても、
コメントがイングリッシュマンらしくていいなぁと思った次第。


大抵ラストに歌われることが多いという名曲 「Love, Reign O’er Me」 は
後半に入った辺りで演奏された。

この曲の演奏中、ずっとミュージシャン達の背後のスクリーンで、
映画 「さらば青春の光」 の映像がモノクロで流されるニクイ演出――。

この映像と曲は、
僕が16歳だった頃を、UKブライトンの小石だらけの海岸を、
思い出させてくれる――。


モッズファッション、
UK南岸の町ブライトン、
ベンシャーマンのシャツ、
ツィードのジャケット、
三重苦の少年(トミー)、
四重人格(ジミー)、
1960年代のスウィンギン・ロンドン、
映画「さらば青春の光」、
茫然自失状態だった「あのとき」のみなとみらい線、
激しい愛憎と破滅が入り混じった雪の鎌倉駅、
僕の強烈な「16歳@UK」を規定する楽曲群・・・・・・


それらは全て、The Who によって、一本の線でつながっていく――。

この夜、美しい月明かりのもとで、
浜辺は何度も海にキスされた。


*******************

今年はThe Whoを追いかける夜が、いくつもある。

嬉しい。

幸せなことだ。

明日の夜も、美しい月明かりのもとで、
浜辺は何度も海にキスされるだろう。


♪ テーマ曲 「Love, Reign O'er Me」 by The Who ♪

関連記事(今回は下の関連記事も是非ご一読下さい):

「お気に入りロック名盤(8) 「Quadrophenia」(1973)/The Who」
「三重苦の少年」
「チャイナタウンを駆け抜けろ ~横浜もブライトンも~」
「さらば青春の光」
「忘了?」
「アウトローなオンナ 」
「やけど」
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by y_natsume1 | 2008-12-05 22:28 | Music Bang Bang

どんちゅう~ ♪

2008年11月9日(日) 朝。

王子(6歳、幼稚園年長)は口ずさむ。

「♪ どんちゅう!  こころの りむむ とびちる ばたふあい  かぜがぁ むにゃむにゃになってぇ ・・・・♪」

その曲、よく覚えてたねぇ。

うん。 パパがよく歌ってるし、車でもかけてるから。

コブクロでしょ?

違うんだけど・・・・・。

doa だよ、 ドア。 

(ウルトラマン)ネクサスの主題歌もこのバンドだったじゃん。

改めてこの曲をPCでかけてあげる――。


「・・・・・・・福山雅治の声にそっくりだね。 もしかして福山?」(相方)

だから違うって。 

doa だよ、 ドア。 

「B’Zにも似てるよね(笑)」 (相方)

分かっててわざと言ってる。

そりゃ、
doaの3人のうち2人がB’Zのバックでサポートメンバーやってたからな。
似てるっていうより、本人たちのサウンドそのまんまだ。

「ううん、コブクロ。 どんちゅ~はコブクロ」(王子)

違うってば。 doa だよ、 ドア。 

(コブクロは相方の大のお気に入りで、僕は聴かないけど、昼間の母親との接し具合から王子にとっては音楽といえばコブクロなのかもしれない・・・・・。 )

「doaでしょ。 いつも言ってるもんね。 ワタシはわかってるよ」 (姫、10歳、小学4年生)。

ありがと。 キミだけだな、分かってくれてるのは(溜め息)。

どんちゅう~♪  

緑色の蝶は、 今ごろ、 どうしているだろう?
バレッタは少しでも元気をもたらしただろうか。
心から息災を、 祈ろう。

日曜の朝、 曇り空。

どんちゅう ♪


♪ テーマ曲 「心のリズム飛び散るバタフライ」 by doa ♪

関連記事:
「もっと売れて欲しいバンド doa 」
「キャメロンの蝶は 三日月に吠えたのか」
「28種類の色彩 41個の惑星 38年前の四国」
「昼間にシェリーを 砂漠にはバレッタを」
「忘了?」
「魔性の都市で杯を (4) 最終回」
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by y_natsume1 | 2008-11-09 10:54 | Music Bang Bang

好きなCD (14) ~エンニオ・モリコーネ・イン・ラウンジ~

エンニオ・モリコーネのスタイリッシュな映画音楽コンピレーションCD

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このCD、ものすごくカッコいい。
収録されている曲はモリコーネの作品だけど、ちょっとマイナーな’60年代、’70年代のイタリア映画の音楽が中心。

こんなにスタイリッシュな曲が当時はあったのかと思うほど。

特に#1曲目と#3曲目が大のお気に入り。
まるでクラブ・ラウンジにいるような雰囲気になる。

こんなコンピレーションアルバムができるほど、
モリコーネの映画音楽は奥が深く、ステキなのである。


エンニオ・モリコーネの映画音楽は小学生の頃から大ファンだ。
「夕陽のガンマン」、「荒野の用心棒」・・・・・。

これらの映画をTV放映で観るたびに、
モリコーネの美しい音楽に感動してきた。

「ニュー・シネマ・パラダイス」 や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」、「アンタッチャブル」 などの映画音楽もモリコーネの作曲。


***************

自分の部屋にあるCDがそろそろ非常事態宣言を必要とするほど増えてきた。
たくさん持ってます、っていう呑気なことを言ってる場合ではないほどに。

足の踏み場もないとはこのことだ、
身から出たさび(?)、
道楽もいい加減にしろ、

いろいろと言われているが、
かなり整理したつもり。

それでもまだ500枚以上のCDが、
収納しきれずに部屋の床に転がっている。

そのそばには、これまたDVD映画の山が・・・・

DVDはすぐに廃盤になりそうな、将来観ることが難しくなりそうなマイナーな佳作や自分のお気に入りロードムービーを中心に買って持っている。 

家で飲んでいると、この手の作品の映像を消音ででもかけたくなるからだ。 

選ぶ基準はいたってシンプルで、もし仮に将来自分が飲み屋を始めたら、権利関係はさておき、そのお店でかけてみたいと心底思うような作品、だ。

で、 CDの収納場所、 どうしよう? 

どうしようもない、な。

♪ テーマ曲 「ALLEGRETTO PER SIGNORA 」 by Ennio Morricone ♪
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by y_natsume1 | 2008-08-24 16:20 | Music Bang Bang

夏の日の夕方 好きな人と会っていますか

2008年8月8日(金) 夕刻。

会社を早く出られたので久しぶりに中古CDの店を覗いてみる。

ほんの10分ぐらい、買ったとしても2、3枚だろうと高をくくって。

甘かった。 そんなモンで僕が終わるはずがない。
だって、音楽を心底愛しているのだから。

約1時間、物色が続く。

今回結局買ったのは、

美空ひばり
a-ha
ケツメイシ
「非行少女ヨーコ」のサントラ(新品)
ジョン・ゾーン
伊藤君子(新品)
コンパイ・セグンド
小椋佳
チェット・ベイカー(新品)
白井貴子
サケロックオールスターズ
などなど。


クラッシックやオペラも買おうとしたがさすがに時間切れ。
これから古武道のライブに行かなきゃ。

節操なさそうに見える、いろんなジャンルからの、奇をてらったCD選択と思われるかもしれないが、全て自分の好みで買っている。

昔カセットテープにダビングして聴いていたアルバムを今になってCDでやっと買っている、というパターンもいまだに結構ある。

30歳ぐらいになる頃まで、本当に本当にお金がなかった。

今からは想像できないほどLPレコード(当時はまだCDじゃなかった)は高価だったし、
LPを買うお金が十分になくて、
でも映画や絵や芝居や音楽は人一倍好きで、
なけなしの現金はまずは映画や芝居にまわり、
音楽はよく友達からカセットテープにダビングしてもらって聴いていた。

それでもダビングしてもらうミュージシャンの選択にも限界がある。
だから自分が今そのときに聴きたい音楽は、タイムリーにはなかなか聴けなかった。

その頃の渇望感が、今になってDVDやCDという物欲へと走らせているのかも。

パソコンへのダウンロードは性に合わない。

データが一瞬にしてなくなった経験が、やはり目の前のCDという「物」に走らせる。

そして手元にジャケットがある、というのも、いい。

LPレコードほど大きくはないが、パソコンの画面で眺めるだけのジャケット写真よりはいい。


ジャズが好きで自宅にはジャズだけで900枚以上のCDを持っている。
でも、ジャズばかり聴くわけじゃない。
ジャズ以外のCDもいったい何枚あるのか分からないぐらいあふれかえっている。

いろんなジャンルの音楽が本当に好き。

けれど、
そもそも音楽において厳密で細かなジャンル分けに
あまり意味があるとは決して思っていない。

だから、一見脈絡のなさそうな、いろんなジャンルのCDを今回も買っているけれど、自分としてはとても自然な行為と選択なのだ。

音楽は音楽だ。 シンプル。


自宅でも、時間があれば、

フーやストーンズなど’60年代UKロックをかけた後に
美空ひばりの歌が違和感なく響き、
そのあとジャズ、
岡林信康、高石ともや、泉谷しげるなどのフォーク、
バッハ、サディスティックミカバンド、モーツアルト、
ボサノバ(ナシメントやアフォンシーニョとか)、
ケルトミュージック、藤原道山(尺八)みたいな和物、
マーヴィン・ゲイなどのソウル(’60年代、’70年代のモータウンには良いのが多い)、
昭和歌謡曲、武満徹、ベートーベン、
ディランやビートルズは言うに及ばず、オペラの初心者用ベストアルバム、
加山雄三、オフコース、妹尾武のピアノ、
映画音楽(特にモーリス・ジャールやミシェル・ルグラン)、
マイルス・デイビスやCパーカーは当たり前、
さらにはゲンズブールや女性のフレンチポップス、シャンソン、
チェロが好きなので古川展生の何枚かのCD、
SMAP、陽水、たくろう、 はっぴいえんど、
’70年代日本のロック&ポップス、
沖縄民謡、果ては
アイスランドのバンド、 アルゼンチンのロックバンド、
ジョン・クーガー・メレンキャンプやイーグルスなどのUSロック、
キューバ音楽のCD群、

などが続く。

CD1枚全部をかけるのではなく (そういう場合も多いけれど)、
1曲だけや、その時聴きたい数曲だけかけて、次のアルバムに行くという具合。

でも高級なオーディオ設備は持っていなくて、安物のCDラジカセで。


僕は、いろんなジャンルの音楽を、最初から否定せずに一度は受け入れて(聴いて)みて、気に入れば続けて聴く。

これは僕にとっては音楽に限らないことだと思う。

仕事でも、絵でも、映画でも、小説でも、酒や酒場の選択でも、人間でも、食事でも、主義思想でも、何でも。 

経験もしないで最初から否定はしない。

自分に正直でいたいからだ。
アーティストたちに、対象となっているものに、まずは敬意を持っていたいからだ。

知らないものは知らない。

だから、

まずは試してみる。 
観てみる。
聴いてみる。 
読んでみる。
会って話してみる。 
味わってみる。
考えてみる。 

嫌いになるかどうかを決めるのは、その、後だ。


経験もしていないくせに安易に批判なんかできない。
その代わり体験したら、何かを言う権利はある。
そういうものだ。

だからライブのチケット代もCDを買うお金も、いつも自腹(当たり前だ)。
自分が、払う。
それがアーティストに対する敬意だ。

自分が稼いだお金の一部を、アーティストのために使うのだ。

とにかくアーティストに、対象物に、敬意を持ち、大切にしたい。


そして、ロックならロックだけを聴くのも悪くないけれど、
本当に音楽好きで、始終ずっと聴いていたい者にはそれだけじゃ苦しくなるから、 

いろんなタイプの音楽を聴くようになる。

一つの音楽を聴きすぎて音楽全体に飽きたくはない、ということだ。 

これは、いろんなジャンルの音楽を高性能の大スピーカーで聴かせてくれる恵比寿の某バーのマスターやスタッフ達と全く同じ意見だ。

(僕がよく酒場に飲みに行くのは、酒だけが目的じゃなくて、むしろ音楽を聴きたいからという面も大きいのだ。)

いろんなジャンルの音楽を聴くのは、
今まで聴いてた音楽を掘り下げて感じられるという、相乗効果もある。

ディランやストーンズもカッコいいが、
モーツアルトやコンパイ・セグンドや武満だってカッコいいし、
素晴らしい音楽に変わりはないということだ。

僕は今、
真夏のうだるような暑い都会のアスファルトの上に立って、
音楽という大好きな恋人に会っている(=10数枚のCDを抱えている)。


・・・・・ けど、ほんとに暑い。
 
ここ数年、東京の夏はまるで、赤道直下のシンガポールにいるみたいだ。

今の東京は、日本の大部分は、雷雨が増えたことといい、
温帯性気候なんかじゃなく熱帯雨林気候そのものだ。


ビール、飲むか。

いや、最近、ビールがそれほどうまいと思わなくなっている。

なぜだろう。 まずくなったのか?
 
苦味があったほうが、いいのはいいんだけど。

何かが、違う。


最近は、冷やしたシェリーか白ワインかシャンパンがいいかもな。

そばに月子さん(仮名)がいて、自分の気に入った酒と音楽があれば、
さぞかしステキな時間と空間になることだろうけれど。


好きな人と会っていますか。

好きな人に会えていますか。

♪ テーマ曲 「Chan Chan」 by Compay Segundo ♪ 
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by y_natsume1 | 2008-08-09 13:37 | Music Bang Bang

傘がない & オダギリジョー

井上陽水。

つい最近、新譜CD 「弾き語りパッション」 が出た。
ライブでの生ギター弾き語りの曲を集めたもの。

陽水のボーカル、
1970年代と違って、最近は歌い方がひねているというか、
巻き舌過ぎて、どうも好きではないなぁ。

1970年代が必ずしも良いとは言わないけど、
あの頃みたいに、もっと普通に歌えばいいのに、
良い声なんだから、良い曲なんだから、
と思う。

それに、 「冷たい部屋の世界地図」 という初期の曲が
このCDに入っていないのも残念。
入れてくれよ、なぁ、


でもやっぱり、生ギターの弾き語りに似合う曲というのは、
そもそもメロディがキレイで完成度が高いからこそ可能なんだとも思う。

全体としてはこのCD、昔の曲と生ギターという点で大好きだ。

発売日に即買いして正解 (僕にとっては、ね)。


とにかくファンはなんとでも言うんだな。


「傘がない」
「人生が二度あれば」
「闇夜の国から」
「限りない欲望」 ・・・・・・

こういった陽水の初期の代表的な曲を、
四国のド田舎で本格的に聴き始めたのは、
1977年、僕が12歳、中学1年生の頃だったと思う。


ちょうど僕ら仲間うちでアコースティック・ギターを始めた頃。

陽水たちニュー・ミュージック(死語かよ)系の人の曲やアレンジは、
ギターキッズが生ギターで実際に譜面通りに音を出してみると、
ほぼレコードと同じように聴こえるシンプルなものが多く、
今のように複雑なアレンジや電気サウンドの曲と違って、
ギター初心者の僕たちにはそれがとてもとても嬉しいことだった。

そして当時は、
これら陽水の代表曲が初めて世に出てから
まだ4、5年ちょっとしか経っていない頃だ。 

それでも、陽水の存在自体、
その当時はもう既に伝説的な雰囲気だった。
不思議なことに。 若年寄みたく。


僕はそれまでも陽水に限らず、
いわゆるTVに出ないミュージシャンの曲はよく聴いていた方だと思う。
ド田舎にいながらも。


僕は、
小学5年(1975)で小椋佳やバンバンを、
小学6年(1976)から吉田拓郎をちびちび、
中学1年(1977)からブレッド&バターや加山雄三のエレキ・サウンドを、
かなりの曲数聴きはしたが、

陽水の場合、歌詞もメロディもアレンジも群を抜いていたように思う。
子供心に、本当にちょっと違う、と感じた。

もちろん、小椋佳や拓郎やブレバタや加山雄三が、
陽水より劣っているとか悪いとか言っているのでは決してない。

彼らの曲は、
今も大好きでよく聴くけれど、
中でも陽水は、なぜかずっとユニークな存在で特別だ。


陽水の曲は、
爽やかというのとは違う。

単なるハードロックだったり下品だったりする、というのでもない。

生ギター弾き語りで今、これらの曲を聴いても、
ホントにカッコイイ。

今回の新CDに収められている曲のほとんどは、
(最近のライブ録音ではあるけれど)30年以上前に作られたものばかり。
へたすりゃ35年以上前とかね。

それでも、今聴いてもカッコイイ。
完成度が最初から高かったんだろうけど、これはスゴイ事だと思うのだなぁ。


自分はよくカラオケで陽水の曲を歌う。

そうだよね、 XXさん?

(こないだは陽水の 「青い闇の警告」 が
   あの午前3時のカラオケボックスの選曲リストになくて
      僕は本当に困ったよ。 XXさん、ごめん。 酔っ払いオヤジでした。)


梅雨はまだ明けていないみたいだけど、

傘は、まだ要るだろうか?

♪ テーマ曲 「傘がない」 by 井上陽水 ♪

(追記)
ちなみに深夜のテレビCMでも流れてたけど、このCDのPVではオダギリジョーが「傘がない」を演奏するストリートミュージシャン役、つまり若き日の陽水自身を演じている。 カッちょイイ。
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by y_natsume1 | 2008-07-17 21:18 | Music Bang Bang

それだけの秋

名曲だ(と思う)。

清須邦義の「それだけの秋」

この曲が発表された当時から、今もずっと大好き。

1980年、15歳だった僕は、
この曲のアコースティックギターのフレーズに憧れた。
こんなふうに生ギターを弾くのも難しいが、今となっては、そもそもCDでこの曲を入手するのも、難しい。

清須さん名義のCDは廃盤(あるいは元々CD化されていない)。
他のアーティストと一緒の、ニューミュージックのオムニバス・ベストCDにこの曲が入っているぐらいだと思う。

清須さんは松山千春の曲のアレンジをよくやっていたっけね。
今はYouTubeで聴けるだけでも嬉しいことである。
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by y_natsume1 | 2008-03-13 20:43 | Music Bang Bang




夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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