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The Who を追いかける夜

2008年12月某日、深夜。

国内出張、ドサまわりのシーズン。 

某地方都市の飲み屋街。

午前4時、したたかに酔った僕は、
まっ黄色の銀杏並木のたもと、つまり道端で、

♪ Lo~ve, Reign O'er Me ! ♪

と大声で何度も歌ってしまう (かすかな記憶しかないけど、歌ったんだと思う、たぶん)。

ロジャー・ダルトリーと同じような高いキーで。

♪ Only love can make it rain
The way the beach is kissed by the sea ♪


なんて気持ちが良いんだろう。

周りには迷惑だったろうな。 スミマセン。

この曲はハイトーンで大声で歌った方が、
気持ちが良い。

そして、初めてのバーに入ってペルノーのソーダ割りを2杯。

午前7時、そのバーの優しいマスターが外へ出て、
僕の泊まっているホテルまでの道を教えてくれる。

結構簡単だ。 まっすぐ行って曲がればすぐだ。

僕はホテルに帰ってシャワーを浴び、
一睡もせずにチェックアウトして、
新幹線に乗る。

The Who はサイコウだな、と思いながら。

酔っ払って新幹線に乗っている僕は
まるで映画 「さらば青春の光」 のジミーのようだった。

多重人格とドラッグでフラフラになり、
ロンドンから鉄道でブライトンに向かう、映画のジミーのように。

でも、これでいい。

精神的にキツイ仕事の後、The Whoを感じられたのだから。

嬉しい。

幸せなことだ。


********************

2008年12月某日 夜、

The Whoのドキュメンタリー映画
「The Who - Amazing Journey」 を観る。

ファンにとってはありがたい映画。
丁寧に、丹念に製作しているのがよくわかる。

映画館を出たら、The Whoの曲について最近語り合った友人から携帯にメールがある。 

どこまでもThe Whoな夜だ。

嬉しい。

幸せなことだ。

*********************

2008年11月某日 夜、

単独公演としては初来日となるThe Whoのライブに行く。

大ファンとしては当然だ。

行かないわけがない。

これを逃すと、オリジナルメンバー2人の年齢(60歳超)からいっても、
もう二度と日本で生の演奏は聴けないかもしれないし。

このバンド、
The Whoとしては
僕の生まれた年と同じ1965年にデビューしたから、
もう40年以上になる。

(ドキュメンタリー映画 「The Who - Amazing Journey」 では、その前から別のバンド名でも音楽活動していたことが丹念に描かれている。)

デビュー曲 「I can't explain」 でショウはスタートする。

40年以上も前の曲なのに、今でも全然古臭くない。
ライブの1発目としても、とてもカッコいい。

そして代表曲、ヒット曲を中心に怒涛の演奏が
アンコールも含めれば合計2時間以上、20曲以上、休憩なしで続く――。

「Who Are You」(この日約15年ぶりに偶然会場で再会した某人を連想)
「Behind Blue Eyes」 (生ギターのイントロがかっこいい)
「My Generation」 (デビューアルバムのタイトル曲)
「5:15」 (映画「さらば青春の光」でも使用された名曲)
「Pinball Wizard」 (ロックオペラ映画「トミー」の代表曲)

・・・・・・・ などなど。

手を抜かず、
結構ちゃんとマジメにやっているので、
意外というわけではないけど、何だかとても嬉しくなる。

ピート・タウンゼントの右腕回転ギター奏法も、
ロジャー・ダルトリーのマイクぶんぶん振り回しも、
いっぱいやってくれて満足。

初めて生で観ることができたそのパフォーマンス。

演奏の終わりごろ(最後のアンコール曲の直前)、
水分補給するダルトリーが、
ペットボトルの水ではなく、その時だけは
「A cup of tea, uh」 とか笑いながら言いつつ
カップで何かを飲んでいたのが印象的。

やっぱり中身は紅茶だったんだろうか。
それとも?

アンコールの曲名にかけていたんだろうな。

いずれにしても、
コメントがイングリッシュマンらしくていいなぁと思った次第。


大抵ラストに歌われることが多いという名曲 「Love, Reign O’er Me」 は
後半に入った辺りで演奏された。

この曲の演奏中、ずっとミュージシャン達の背後のスクリーンで、
映画 「さらば青春の光」 の映像がモノクロで流されるニクイ演出――。

この映像と曲は、
僕が16歳だった頃を、UKブライトンの小石だらけの海岸を、
思い出させてくれる――。


モッズファッション、
UK南岸の町ブライトン、
ベンシャーマンのシャツ、
ツィードのジャケット、
三重苦の少年(トミー)、
四重人格(ジミー)、
1960年代のスウィンギン・ロンドン、
映画「さらば青春の光」、
茫然自失状態だった「あのとき」のみなとみらい線、
激しい愛憎と破滅が入り混じった雪の鎌倉駅、
僕の強烈な「16歳@UK」を規定する楽曲群・・・・・・


それらは全て、The Who によって、一本の線でつながっていく――。

この夜、美しい月明かりのもとで、
浜辺は何度も海にキスされた。


*******************

今年はThe Whoを追いかける夜が、いくつもある。

嬉しい。

幸せなことだ。

明日の夜も、美しい月明かりのもとで、
浜辺は何度も海にキスされるだろう。


♪ テーマ曲 「Love, Reign O'er Me」 by The Who ♪

関連記事(今回は下の関連記事も是非ご一読下さい):

「お気に入りロック名盤(8) 「Quadrophenia」(1973)/The Who」
「三重苦の少年」
「チャイナタウンを駆け抜けろ ~横浜もブライトンも~」
「さらば青春の光」
「忘了?」
「アウトローなオンナ 」
「やけど」
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by y_natsume1 | 2008-12-05 22:28 | Music Bang Bang
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夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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