カテゴリ
Entrance ようこそ
Biography 略歴
夏目芳雄の著作物
Moon
アジア的独白
鎌倉湘南Seaside
酒×酒
Back Street Days
四国
Music Bang Bang
Jazz Night
ビートニク
マレーシア駐在記
シンガポール
ベトナム
南の島
韓国
中国
キューバ
メキシコ
アメリカ
Books
日々の雑文
子供語録
ごはん
映画言いたい放題
過去の映画評「あ」
過去の映画評「か」
過去の映画評「さ」
過去の映画評「た」
過去の映画評「な」
過去の映画評「は」
過去の映画評「ま」
過去の映画評「や」
過去の映画評「ら」
過去の映画評「わ」
その他
以前の記事
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2012年 12月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月


名前と称号


(注)マレーシア駐在時の文章:

クアラルンプールに転勤した当初、マレー系、中国系、インド系の主要三民族の名前について、いくつか気付いたこと、教えられたことがあった。

マレー系には姓がない。名だけである。

華人には姓も名もあるが、それと別にイングリッシュ・ネーム(ファースト・ネーム)がついていることが多い。クリスチャンでなくともである。中国系の人達の中国語名を覚えることは、日本人にとっては概してとっつきにくく、僕は大の苦手である。どれもこれも同じように感じられるからだ。華人の名前を漢字でなく、アルファベットで眺めているせいかもしれない。

インド系の名前は長いものが多く、これまたすぐには覚えられなくて弱った。

しばらくして、マレー系の名前について、知人が解説してくれたことがあった。マレー人には姓がない。その代わり、自分の名前の後に父親の名前をつけるそうである。

例えば、アブドラ・ビン・モハマドとあれば、モハマドの息子(ビン)のアブドラさん、ということである。女性なら娘を意味するビンディを入れる。ビンやビンディがない場合もあるが、自分の名前の次に父親の名前を並べるのは変わりない。

イスラム教徒であるマレー人は、アラビア系の名前を使用している。カマル、サイード、アブドウール、モハマド、アブラハム、などである。姓がない以上、婚姻によって名前が変わることはない。

ちなみに、中国系は姓を持っているが、子供は原則として父親の姓を名乗る。婚姻によって女性側の姓が変わることはない。この点については、日本で子育てしながら働いている、あるキャリア・ウーマン(この表現が適切がどうかはわからないが)の中には、うらやましい、という女性もいた。

ただ、姓が存在しないことで少々戸惑いを覚えることもある。例えば仮に「山田太郎」さんという名前をアルファベットで表記すると、「Taro Yamada」となるが、ホテルやレストラン、何らかのお店などではなかなか「Mr.Yamada」と言ってもらえないことだ。呼ばれる時でも、何か書類に記入される時でも、大抵、「Mr.Taro」である。日本人は自分の名前をアルファベット表記する場合、姓と名を逆にして、西洋スタイルに合わせてあげる。華人がアルファベット表記になっても自分の姓名の順序を変えないのとは対照的である。こういった理由からも、姓と名が取り違えられることが多い。彼らマレー系従業員にしてみれば、決して間違いではないのだが、日本人にとっては何やら違和感のようなものは残る。

さて、マレーシアにはさまざまな功績称号もある。英国のロード、ナイトなど、サー(卿)の称号と似ている。称号については、その人が持っている個人名の前に、全て並べるそうである。マレーシアの主な称号等は、次の通りである。

①Tunku :王子、王女、サルタン家の一親等につけられる

②Raja :王家の血をひいた人に与えられる

③Tun :王家でない人々に与えられる最高位

④Tan-Sri :王家でない人々に与えられる第二の位

⑤Datuk,Dato,Datin :王家でない人々に与えられる州における最高の栄誉

⑥Haji,Hajah :メッカに巡礼し修行を行い得た人々に与えられる

⑦Encik,Tuan :Mr.

⑧Cik,Puan :Mrs.

呼びかける時は、その称号で、ダトー(Dato)の称号がついている人ならば、「ダトー」と呼びかけることが多い。マハティール元首相は、ダトスリ・ドクター・マハティール・ビン・モハマドである。意味は、ダトスリ(功績称号)で医者、モハマド氏の息子のマハティールさん、とでもなるのであろう。

僕と仲の良い、福建系シンガポール人の大親友や、マレーシア駐在前から知合いだったクアラルンプールの職場内の同期何人かは、僕のことをファースト・ネームで呼ぶ。で、シンガポール人の大親友からは、彼が仕事でクアラルンプールに来るたびに、「おい、飲みに行くよ」と電話がある。2人連れ立って、きれいなホステスさんのいる香港スタイルのカラオケ・ラウンジによく行ったものだ。彼は抜群に歌が上手い。特にジャッキー・チョン張学友の曲を得意としている。彼には、僕から、ささやかながらも「ザ・ベスト・オブ・カラオケ・シンガー」の称号を進呈したいと思う。初めて会った時はお互い独身だったが、今や彼も3人の子供の父親である。僕? これまた2人の子供の父である。

我々の次なる称号は、「スィート・ダディ」にでもなるのだろうか。それとも「xxxxx」だろうか・・・。
[PR]
by y_natsume1 | 2004-11-13 14:13 | マレーシア駐在記
<< 色について 言葉遣いは難しい? >>