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ダイスを転がせ!

2008年7月某日 深夜。

都内の某バー。
客は僕1人だけだ。

いつもの、ペルノーのソーダ割り。


この数週間へヴィに関わっている仕事(プロジェクト)で
改めて認識したことがいくつかある。

そのうちの一つ。

僕は結局、大嫌いなのだ。 


上司であろうと部下であろうと、
アメリカ本社の田舎モンであろうと、
他部署の人間であろうと、
ベテランであろうと若手であろうと、
敵であろうと味方であろうと、


それぞれの立場での

決断力のないヤツが。
覚悟や気概のないヤツが。
失敗を恐れすぎて異常なほど責任取りたくないヤツが。
感性やシリアス感覚に乏しい、にぶいヤツが。
一見なんでもない小さなことだけど、大切な何かを軽視するヤツが。


もうちょっとマジメに仕事やれよ、と。
自分らの決め事だろ、 ビビるな、 あんたらが決めなくてどうすんだよ、と。
あんたら、一応組織としちゃあ、オレより上役なんだろ、と。




・・・・・・ 珍しく、本当に珍しく、
僕がこのバーで仕事なんぞのことを口走るもんだから、

バーの女性が、

「珍しいね。 夏目クンがそこまで怒るなんてよっぽどなんだね。 まぁ、怒らしちゃいけない人を本気で怒らしちゃったヤツが周りにいるってことなんだろうけど。 夏目クン、元々一本気だから・・・・」

「そうね・・・・・ そういうとこ、あるかも」

「その、お仕事の、憤りっていうの? なんか、だんだんワタシのこと言われてるような気になってくる。 ワタシもそういうとこ、あるもん(笑)」


そう言って彼女は、ダイスを3個出してきて
カウンター席の僕の目の前に、 置く。 


・・・・・・ 僕は上海でダイス遊びをした時のことを思い出す。

そして、 日活の昔のアクション映画のことも。

小林旭の 「投げたダイスが明日を呼ぶ」 とかね(笑)。

「いや、旭もいいけど、日活ならオレは赤木圭一郎が断然好きだな」

「ワタシも。 あの俳優はいいね。 カッコイイよね」

「うん、20歳で主演はってたんだもん。 十分大人の男の感じでさ。 今の若手の男の俳優だと、子供っぽくて、20歳ぐらいじゃ大人の男の役で映画の主演はれる人、今は少ないと思うなぁ」

即席の日活映画ごっこ。

ダイスの賭博シリーズ映画ということであれば、
赤木圭一郎ではなくやはり小林旭か。

僕が小林旭の典型的セリフを、
バーの女性が浅丘ルリ子の役を。

昭和30年代の映画のセリフは懐かしくもあるが、ちょっと今じゃ通じにくいような、カッコつけすぎのところもある。

「オレのハジキにさわるんじゃねぇ。 怪我するぜ」
「ごめんなさい」
「なぁに、いいってことよ」

「コルトのジョーに言っときな、 借りは必ず返すってな」
「わたしは、ただ・・・・」

「ゴキゲンな車だな。 お嬢さん、一緒に乗ってくだろ」
「でも・・・・」
「いいから、乗んなよ」 


あ~、アホらし。


・・・・・・ 正気に戻り、僕はバーの女性に言う。

「姐さん、 オレがダイス転がして、もし、出た目の合計が奇数だったらさ、
オレ、XXをXXする。 決め事だ」

「ホント~? 1回勝負だよ」

「もちろん」

「よし、 やってみて、やってみて」



転がす・・・・・・・・。









出た。



目の合計は、

































奇数。

それも、ダイス3個ともそれぞれが皆、奇数。

あ~あ。  マジかよ。

お見事、と言うべきか。 

でも、 僕は XXするのか?  ホントに?


・・・・・いつのまにか僕の気分は変わっていた。 


       とても良い方向に。


よくもまぁ、バーの女性は絶妙のタイミングでダイスを出してきたものだ。

さすがだな。

ありがたいことだ。 彼女に感謝している。


仕事(プロジェクト)はともかく、

ダイス遊びも、日活映画も、酒も詩も音楽も、そして魅力的な女性も、
僕は好きだ。


いつ、XXしようかねぇ(笑)。
考えるのも、楽しい。

家に帰って、
久しぶりに赤木圭一郎のDVD 「霧笛が俺を呼んでいる」 か、
石原裕次郎の 「錆びたナイフ」 でも、かけたくなってきたな。

ま、そういう夜だ。
いや、明け方だ。

ドーン・パープル。
ブルー・グレイ。

夏の明け方、 投げたダイスが明日を呼ぶ、 か。


♪ テーマ曲 「蘇州夜曲」 by アン・サリー ♪
♪ テーマ曲 「I Will」 by The Beatles ♪
♪ テーマ曲 「さらば恋人」 by 山崎まさよし ♪


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「日活アクション映画ってさ」
「赤木圭一郎という俳優」
「ジャスミンと巫女」
「魔性の都市で杯を (1)」
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by y_natsume1 | 2008-07-26 15:14 | 酒×酒
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