オフ・ブロードウェイでヒットしたロック・ミュージカルの映画化。これは将来絶対にカルト作になると思う。東ドイツ出身の、性転換に少し失敗して「怒れる1インチ」ぶんだけ、アレが残っちゃった女性(元は男性)ミュージシャンの悲しくもたくましい物語。映画で使用されている曲の中でも、「Origin of Love」が秀逸です。なんでもこの曲の歌詞の内容は、プラトンの神話(哲学?)にも関連するとか。アニメーションも音楽も衣装も、そして監督・脚本・主演をした俳優(名前忘れた)も、全てお見事。主人公の外見(衣装やメイク)を見ると、「ロッキーホラーショウ」の”あの人物”を思い出す映画ファンも結構いるのでは?