「Long Road Out Of Eden」 (2007)。
数年前の再結成時のCD等を除いて
新曲ばかりのオリジナル・アルバムは実質的に
28年ぶりというイーグルスの新作CD。
それも2枚組。
素人のいちファンとしての感想は・・・
デキは決して悪くない。
相変わらずドン・ヘンリーの声はカッコイイ。
曲もアレンジも、よく頑張っているなぁ、と。
けれど、ふと、思う。
僕のような、
約30年前の 「ホテル・カリフォルニア」 を
リアルタイムで聴いていたファンにとっては、
なんで今さら、28年もたって、
ライブだけの再結成じゃなく、
新譜を作って発表する心境になったのだろうか、と。
しかも、2枚組だぞ、2枚組。
(そりゃ僕も、「ホテル・カリフォルニア」 をリアル・タイムで聴いてたなんて、あの頃の四国のド田舎じゃ、ちょっとませた中1の男の子だったかもしれないけどさ。)
ポリス、フーなど、
再結成ツアーは他にもいくつかある。
一種の流行のような昨今。
解散や活動休止(?)から何年か経って、
本当にやりたい音楽がやっと見つかったからなのか、
金銭的な理由がメインなのか。
ファンはそんなの知らなくていいこと、
知らない方がいいこと、
なのかもしれないし、
単にやりたいからやる、
好きなように自分らの音楽をやりたかっただけだろ、
と言えば、多分そうなんだろう・・・。
そこら辺の事情は、音楽雑誌のインタビュー記事か何かで
そのうち目にするのかもしれないけれど、
何だか複雑。
考えすぎか。
もし万が一、新譜のデキが悪いと、
あの頃の強烈にカッコイイ曲までもが、
何となく悪い思い出に変わりそうで。
だから実際に音を聴くまでは
ちょっとこわごわ、不安だった。
昔好きだった人に、あえて今は会わない方がいい、
良い思い出のままにしておきたい、
っていう心境と似ているかもしれない。
まぁ、結果的に
今回のイーグルスの新作のように、
ある程度満足のいく内容なんだったら、
そういう新譜が出るのは、
嬉しいことは嬉しいのだけどね。
イーグルスの新作CD、僕は結構好き。
♪
「You Are Not Alone」 by Eagles (Glenn Frey) ♪
関連記事:
「お気に入りロック名盤 (3) Hotel California (1976) / The Eagles」