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CD大人買い ~これはビョーキか はたまた性か~

約100枚。

この半年で買ったCDの枚数。
2日に1枚ぐらいのペースか。

あるヒトからは、すっげぇ道楽、と言われ、
あるヒトからは、今回は意外にジャズが少ないね、と言われ、
またあるヒトからは、物欲に走ってる? と言われている。

もともと今回の約100枚の前に、
既に自宅にはジャズだけで800枚以上持っているし、
それ以外のジャンルのCDも合わせたら、いったい何千枚あるのか分からない。
とても数え切れない。

ただ、この半年は、ペース的には以前より確実に大人買いに走ってる方だと思う。
ストレスのせいかもなぁ。

エンゲル係数ならぬ、お小遣いに占める音楽係数は、
僕の場合、信じられないくらい高い。
 (おい、一番カネかかってんのは飲み代だろうが、と突っ込んでるのは誰?)。 

夏目さんは音楽を本当に愛してるんですね、話しててもそれがよくわかりますよ、
とは某プロミュージシャンのお言葉。 

どうも。
確かに、好きです、いろんな音楽が。 それも、かなり。

今回の約100枚の内訳として、
一番好きなジャズはあまり買ってなくて数枚程度。
多くは1960年代~1970年代のUKロック、J-POP。
映画のサントラ、オペラも。

中高生の頃にカセットテープやLPレコードで聴いていたものを、
改めてCDで買い求めているのがほとんどだけど。

中でも一番の思い出の曲はこれ。




*********************

「Just Because」 (1981年) by  JAYWALK (当時はJ-Walk)。

JAYWALKのデビュー・シングルであるこの曲は、
四国・瀬戸内海に面したド田舎の、僕たちの公立高校では、
夜な夜なバイクを乗り回すお兄ちゃんたちや複数のバンド連中のあいだで、
当時リアルタイムでカリスマ的人気があった。

僕らが高校2年生(1981年)から3年生(1982年)にかけての頃、
まだ無名に近かったJ-Walkも、
僕たちのあいだでは有名だった、ということだ。

「Just Because」 イコール 「うちらの高校生活の主題歌」
みたいな位置づけでさえあった。

ハスキーな中村さんのボーカル。
エフェクターをほとんどかけていない、生ピアノの切ないイントロ。
いかにも生ピアノらしい、いじられていないシンプルな音。
今聴いてもすっごくカッコいいバラードだ。

もう時効だからいいだろうけど、

高校の卒業式のあった日の夜、

複数のバンド連中が、当時バンドサークルの顧問だった日本史の男先生の独身寮の部屋に押しかけ、

皆で持ち寄った鍋料理やビールや日本酒でドンチャン騒ぎした。

(田舎だから教員用の独身寮と言っても平屋の戸建感覚に近いお宅だ。)

入れ替わり立ち代り、20人以上は集まっただろうか。
出たり入ったりしてる連中がいたのは、たぶん、別の先生の家でも別のグループが騒いでたからだろうけど。

僕のバンドでキーボード弾いていた僕の従兄弟も、
ギターのコウイチ(仮名)も、
みんな一緒に日本史の先生んちにいた。

気がついたら、最後は酔っ払った皆でこの曲を大合唱してた。
大合唱するような曲でもないんだけど。
先生のお宅にはご迷惑をかけた(と思う)。

高校卒業の日の夜は、だから とても印象が強い。

門出、だったんだ。  一種の。


・・・・・・・・ 時は移りて1990年ごろ。

僕が20代半ば頃の真夏のある夜、東京の下北沢で大学の先輩たちと飲んでた。

まだカラオケボックスがそれほど一般的ではない頃で、
その店ではステージに出て歌う形式だった。

僕は「Just Because」を選んでステージに立つ。

イントロが聴こえてきたとたん、

別のテーブル席から、芝居でもやっていそうなアングラ・カルチャーな女の子がマイク持ってステージに上がってくる。

「この曲、大好きなんです、一緒に歌わせて下さい!」

かわいかったんで、思わず、「はい!」と応えてデュエット。

僕なんかがこの曲歌うと、演歌にしか聴こえないらしい。
先輩たちからそんな風にチャチャが入る。
確かにそうだ。 中村さんのハスキーなボーカルだからこその名曲だもんな。


・・・・・・・・・・・・・ みんな、良い思い出である。




この曲をかけると、そんなことを思い出す。

だからどうしたって事でもないんだけど、
この曲は、 やっぱり、 切ない。


卒業式の日の夜、
先生のお宅で、
一緒に大声を張り上げてこの曲を大合唱した仲間の一人、

コウイチは、

もう、 この世には  いない。



♪ テーマ曲 「Just Because」 by  JAYWALK (当時はJ-Walk) ♪

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夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
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