2007年6月30日(土)。
この日は、半年のケガレを祓う日。
夏越の祓。
けれど、お祓いどころか
前夜の、というより明け方までの酒酔いがまだ続いている感じ。
夕刻、けっこういい気分で
古武道のライブへ。 原宿クエストホール。
古武道のことは、僕のブログではもう何度も出てきているので紹介不要だろう。
尺八って、なんてカッコイイのだろう。
チェロの音って、なんて妖しいまでに色っぽいのだろう。
ピアノって、なんて優しくて力強いのだろう。
美しい音楽とは、かくも素晴らしく、人の心を癒す。
彼らの音楽で半年の疲れが癒され、
ケガレも少しは祓われた気がする。
―― 夏越の祓。
ファーストステージの最後で古川さんがチェロのD弦を切る。
Dの弦はよく切れるらしい。
よく切れるから、スペアのD弦はもう使い切って、
持ち合わせがないというハプニング。
休憩のあいだ、買いに走る、微笑ましい展開。
それについての3人のMCも最高で、
それぞれ話し上手。 楽しい。
この日の夜は、月暦でいえば、十五夜(満月)。
あいにくの天候で、たぶん月は見えないだろう。
けれど、 たとえ見えなくても、
心の持ちようは、
「おぼろ月」 を愛でる美意識のように、
風流で 粋で いたいじゃないか。
♪テーマ曲
「朧月夜」 by 古武道 (アンコール曲) ♪
関連記事:
「ニンジャのように 駆け抜けろ」
「尺八の音色 ピアノの響き ~藤原道山ライブ~」
「渚橋は すべての分岐点だ」
「ミュージシャンは旅をする そして僕らも旅に出る」
「五つの音 三人のミュージシャン」