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「キューバへの一人旅(9) ~時空を越える大砲の音~」

2006年12月30日(土) <キューバ実質3日目> 夜。

夜7時を過ぎたころ、タクシーでカバーニャ要塞へ。
タクシー代Cuc5。

タクシーのラジオからはチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーのビバップ・ジャズが聴こえてくる。

夜のハバナになぜかマッチしていてノスタルジック。

カバーニャ要塞を、どうせただのよくある観光地だろ、などとあなどってはいけない。

キューバに来て最も感動した観光ポイントだ。



*********************

要塞と一口にいってもかなり広く、それなりの町程度の規模はある。
1時間やそこらでは足りないくらい、見物するところがある。

建物も複数あるし、土産物屋やレストランやバーなども各々複数ある。
要塞の中のレストランでも、相変わらずサルサの生バンドが良い音を聴かせている。

かつてゲバラの執務室があった建物は現在ゲバラ博物館になっている。
ゲバラがバイクで南米を放浪した頃の写真も展示されている。

ゲバラ博物館を見物して、その先に進み、外に出ると、
いきなり目の前に、美しいハバナの街の夜景が飛び込んでくる。

見事な夜景だ。

見上げれば、美しい月と、いくつもの星が見える。

   *   *   *

カバーニャ要塞の観光客が夜に多いのは、
夜9時の大砲が目当てだから、でもある。

午後8時40分ごろから、スペイン統治時代と同じ赤い軍服をまとった軍人たちによって、当時と同じ様式で一連の儀式が執り行われ、夜9時には大砲が撃たれる。

150年間も毎晩続いている儀式だそうだ。

時計のなかった時代、この大砲の音を合図に各要塞の門を閉めたと言われる。

夜9時きっかり、実際に大砲が撃たれる。
耳をつんざくような、大きな音。

150年の時空さえも、越えるかのように。
この時、「月に向かって僕自身を発射」 するデジャブが目前で実現したのかもしれない。

大砲儀式が終わると大勢の観光客が帰途につく。

僕はツアーでもなく、来る時に乗って来たタクシーも待っていてくれなかったので、どうしたものかと歩いていたら、

いた。

白タクのあやしいオヤジ。
(こういうのは必ずいるんだよね、どこにでも。)

このオヤジがCuc6と言うのを、来た時の相場と同じCuc5に値切って、クラッシックなアメ車に乗り込む。

いったい、いつの時代の車だろう。
外観はステキな曲線を描いている。
でも、古い。 
ボロボロだ。

シートベルトはない。
ドアの開閉にもコツが要る。

結構スピードが出るので驚く。

ブレーキを踏むと、一応ライターの火のように赤いランプが車内で点る。
スピードメーターは動いてなんかいない。
ゼロを指したまんまだ。

帰り道である、海岸線のマレコン通りは、オレンジ色の街灯もあってか、妖しい雰囲気を漂わせている。

白タクだから、要所要所では表通りには出ない。
ホテルの近くに着いてもホテルの正面ではなく、ちょっと離れた路地の暗がりに停めてくれる。

ハバナの、最後の夜。

翌日の早朝には、もうハバナを発たなければならない。

(続く)

参考映画: 「モーター・サイクル・ダイアリーズ」

関連記事:

「キューバへの一人旅(1) ~ゲバラを想ふ~」
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「キューバへの一人旅(8) ~酔いどれどもが夢の後~」
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by y_natsume1 | 2007-01-14 00:05 | キューバ
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