2006年9月30日(土)。
姫と王子を連れて3人で、
映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を観に出かける。
メビウス・ファンの今の子供たちだけでなく、40年近く前に子供だった僕のような世代も、セブンやエースを観て、懐かしく思う。
いや、懐かしさだけではなく、セブン役の森次晃嗣(モロボシ・ダン)やウルトラマン役の黒部進(ハヤタ)などが当時の役柄のまま出演していて、彼らが現役の俳優で頑張っていること自体にも、大人は大人で勇気付けられる。
ウルトラ兄弟たちの空中での戦闘シーンもカッコよくて、CGの動きが実にいい。
意外だったのは王子よりも、なぜだか姫の方がウルトラマン・シリーズの知識に詳しくなっていたことだ。
ゾフィーはM87光線、エースはメタリウム光線、とかね。
映画の中で、
ハヤタ(黒部進)がヒビノ・ミライ(メビウスの人間の姿)に諭すように言う――。
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我々ウルトラマンは決して神ではない。
どんなに頑張ろうと、救えない命もあれば、届かない思いもある。
大切なのは、最後まであきらめないことだ――。
これからの子供たちの未来に、思いを馳せる言葉ではあるが、
同時に僕のようなオジサン世代にも、ちょっと感動的に響く言葉かも。
確かに、現実の生活では、
どんなに頑張ろうと、届かない思いも、ある。
どんなに頑張ろうと、負ける戦も、ある。
でも、大切なのは、あきらめないという気概を持つってことなのか。
持ちたいけど、はたして今の僕に持てるかどうか・・・。
映画が終わり、映画館を出て、
僕は姫と王子を連れて、
人通りの多い都心の街を、ゆっくりと歩いたよ。
♪ テーマ曲 「帰ってきたウルトラマンの主題歌」 by すぎやまこういち♪