「フリー・ソウル」(2004) 和田アキ子
帯の宣伝文句には
「’70年代の音源を中心に小西康陽が選曲・監修した究極のコンピレーション・・・」
とある。
リズム&ブルーズ、ソウル、フレンチポップスに傾倒していた時期の曲、昭和歌謡タイプの曲など、さまざまな曲がこのアルバムには収められている。
けれど、やっぱり、ソウルフルな冒頭7曲なんかは特に和製ソウル・シンガー、和田アキ子のカッコよさを十二分に記録していると思う。 曲自体もすごく良い。
この時代、1960年代後半から1970年代前半の頃の日本人作曲家たちも、こんなクールな曲を書くなんて、すごいレベルだったんだなと思う。
僕は以前から和田アキ子のボーカルのファンで、「やじろべえ」なんかをよくカラオケで歌うほどなのだけど、とにかくこのCDは最高だ。
今、テレビ番組の司会等で面白いオバちゃんのイメージのある和田かもしれないが、本職である歌手としての力量は昔から相当なものなのだと、改めて思い知る。
ホントに、カッコイイよ。
そして、1970年前後の音源って、今聴くとこんなにもあったかくて聴きほれるサウンドなんだなと。
♪ テーマ曲 「どしゃぶりの雨の中で」 (1969) by 和田アキ子 ♪