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お伊勢参り(5) 最終回 ~夫婦岩と聖なる塩と~ 

翌日、早めに起きた僕は、宿から歩いて行ける外宮(げくう)にもう一度行ってみた。

前夜のバーにいたA氏が、朝8時半頃から始まるお木曳き(おきひき)があるはずだって言ってたから。

外宮近くに来ると、案の定、大勢の白装束姿の木遣り(きやり)たちがいて、御木を曳いている。

マイクをもってはやしているその言葉やリズムは、まるでラップ・ミュージックそのものだと思った。

外宮で参拝。

外宮の中を歩いていたら、またしても僕は涙を流してしまう。

もうこれで3度目。 本当に理由がわからない。
ただ、自然に涙があふれ出てしまうのだ。
なんだかなぁ。 

伊勢市駅に戻って、JRで二見浦駅(ふたみのうらえき)へ。
目指すは夫婦岩(めおといわ)と二見輿玉神社



**********************

二見浦(ふたみがうら)の海辺にある、昔ながらの古い家屋や宿が、ノスタルジックでステキだ。

どこの家もしめ飾りを飾っている。
波の音がすっごく気持ちいい。

夫婦岩はあまりに有名だから、実際に見てもちょっと拍子抜けだったかな。
神社で参拝。

参拝が終わり、夫婦岩を離れようかなと思っていると、一組の若いカップルが僕の斜め前を通り過ぎようとしてた。

並んでゆっくり歩いている。
僕からは少し距離がある。

その時だけ、周りの観光客の流れが途絶えた感じになった。
そのカップルは、たぶん誰にも見られていないと思ったのだろう。

右側にいる彼女さんが、歩きながら、左手で彼氏の股間をさわったのが見えた。

ふれた、というより、ちゃんとさわった、って感じだった。
それも3回ほど。
彼氏の股間はこちらから見ても大きく膨らんでいるのが分かる。

僕は角度的には、自然とその光景が目に入ってしまう位置にいた。

ふーん、幸せそうでいいなぁ(苦笑)。
でも、目のやり場に困ったなぁ、と。 見たいから目は伏せなかったけどさ。


カップルがいなくなった後、僕は夫婦岩を離れて、今度は逆方向に御塩田神社(みえんでんじんじゃ)までゆっくりと歩く。

夫婦岩の場所からはかなり距離がある。

普通の街並みなのに懐かしい気がしてくる。
というより、自分の故郷(香川県の海辺の町)の街並みにすごく似ていた。
不思議。

御塩田神社には、誰もいない。
そこに至る道々でも、地元の人と2度すれ違った以外には人は見かけなかった。

こんなところまで歩いてくる観光客なんか、 いない。
僕だけだ。

神社の鳥居をくぐった瞬間、背筋がぞっとするほど、涼しくなる。
今の今まで暑苦しかったのに。

塩をおさめておく建物。 
ここの塩は伊勢神宮でお清めの塩として使われる、いわば聖なる塩だ。

静寂。 緑。

僕は、なぜかこの場所に懐かしさを感じてしまう。

ふー。 ちょと歩き疲れた。

塩ようかんを買って帰る。

その塩ようかんのお店には、天皇皇后両陛下が店主と写っている写真が飾ってあった。 

一見この町は、何の変哲もない、静かでただの田舎町にしか見えないけれど、やっぱり皇室ゆかりの場所であり、はるか大昔からの歴史が刻まれた町なんだな、と思ったよ。 


・・・・・ お伊勢参りって、江戸時代は徒歩で何日もかけてくるから、それなりにありがたみがあったのだろうけど、今は新幹線や電車ですぐに来れる。

けれど、決してありがたみがなくなったわけでもないだろう。

僕は、この伊勢の土地が、どうも気に入ってしまったみたいだ。
たぶん、僕はまた近いうちに伊勢にやって来るような気がする。

あの美人のママにもう一度会うために? 
それもいいかもね。 連絡先は聞いてるし。


帰ろう、東京へ。

(終わり)

関連記事:
「お伊勢参り(1)」
「お伊勢参り(2)」
「お伊勢参り(3)」
「お伊勢参り(4)」
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by y_natsume1 | 2006-06-06 21:47 | アジア的独白
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