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仕事上の 「選択」と「決断」 の判断基準


もうだいぶ前になるけれど、ある親しい友人から、転勤や転職、営業上の判断など、仕事での「選択」と「決断」について、お前はいったいどういう判断基準でやっているのか、ちょっと参考までに意見や経験を聞きたいと相談されたことがあった。 そのときに自分なりに一生懸命考えながら、エッチラオッチラしたためた内容を改めてここでまとめてみる。 あくまで自分の今までの経験から、自分自身で考えて実践していることだ。 その道のプロから見たら欠点もあるだろうし、他人には他人なりの基準があるだろうし、世の中は常に変っていくから、この基準も今後変っていくかもしれないが、あくまで僕の個人的な判断基準。

ただ、 「おカネ」という意味での損得、利害関係は、ここではあえて無視して、それ以外のことを考えた。 資本主義社会のシステム下におけるビジネスでは、利益追求が第一に来ることは当たり前であり、大切であり、否定はしない。 かといって、それだけで仕事上の「選択」と「決断」の判断基準として、必要にして十分になるのかというと、そうでもないだろうと思うからだ。 物事はそう単純なものでもない。 実際、かえって利益追求以外のことで悩む場面も多いし、利益追求したがゆえに苦境に陥ることもある。 「損して得とれ」 の諺もあるが。





以下、長いです。

****************************

1.やりたいか、やりたくないか、シンプルに自分に問いかける。

いろいろ問題はあろうとも、腹の底(というか「腑に落ちる、腑に落ちない」の「腑」だね)で、シックリくる感覚があるときは、GO。

反対に(たとえ、うまく言葉で説明できなくとも)、どうしても腹の底で納得できないこと、小さいことのようだけど大切な部分がダメかもしれない、と何となく感じるときは、NO。

・・・「胸に手を当てて考えてみ。ヤバイなと思ったら、やっぱりヤバイことが多いんだよ」
とは職場の上司の言葉。 うなずく僕。

(世の中には、やりたくなくてもやるのが仕事だろうというお考えの人、業務命令だからやるしかない、という方々もいるだろう。 人によって信条やおかれた状況は異なるから、人それぞれだと思うけど、僕はそれじゃ嫌だ。 僕の場合は、安易に受けてはいけないヤバイ仕事も時にはあって、考えざるを得ない。 ま、選択と決断の余地がないような環境にいる人にだって、少なくとも「覚悟の上で辞める」という選択肢ぐらいはあるような気もするが・・・。)

――やりたいか、やりたくないか、シンプルに自分に問いかける。


2.法令違反をせず、かつ、自分の信条や哲学にも反しない。

法令違反がいけないことは言うまでもないが、意外に日本の会社組織ではあなどれない。 「赤信号皆で渡れば怖くない」、なんていまだに信じている人が社内にいるとなると、知らない間に自分まで巻き込まれてアブナイかも・・・・。 

かといって法令違反さえなければなんでもいいのか、というとそうでもない。 そもそも法律そのものだって決して完璧じゃないし、どうしようもない政治家が作ったどうしようもない法律だってあるんだから。 (どうしようもない法律なら犯してもいいということじゃなくて、守んなきゃいけないことに変わりはないのだけど、たまにはくだらない法律やザル法もあるような気がする、ということ。) 

それに法律に規定されていないこともある。 
合法だからといって、あるいは法律に規定されていないからといって、何でもやっていいのか。 僕はそうは思わない。 倫理上、相手や世間一般に受け入れられないようなことは、手を出すべきではないと思っている。 

保守的過ぎるだろうか。 そんなキレイ事で仕事できるかよ、青くさいな、と言われるだろうか。 でも、それでもいい。 たとえ罰せられなくても、何か別の形で、もしかしたら今ではなく、ずっと後で、しっぺ返しが来るかもしれない。 損得はおカネだけではないし(評判とか自分の誇りとかにも影響するだろうから)、物事は決して合法かどうかという尺度だけでは測れないようなケースもあると思う。

でも、その判断のためには普段から自分の仕事に対する取り組み方、価値観、譲れない線、などが整理・確立されていないといけない。 それらが確立されていないと、自分の信条や哲学に反しているのかどうかさえ分からなくなるし、決断も揺らいでしまうから。 

そしてそれらを整理・確立しておくためには、簡単でもいいから、大げさな言葉じゃなくてもいいから、自分の言葉で自分の信条や哲学を説明できる力、つまり「定義力」を備えている必要があると思う。  

ちなみに、ジョンソン&ジョンソンの社是というかビジョンは、「人の命を守ること」だそうだ。 詳細は覚えていないが、あるとき、店頭で同社の医薬関連商品に不都合のあるものが見つかったらしい。 彼らはすぐさま、特に問題のないはずの他の商品まで全て撤去したという。 万が一にも人の命にかかわることだからだ。 「おカネ」という損得だけを第一に考えていたら、この決断はなかっただろう。

――法令違反をせず、かつ、自分の信条や哲学にも反しない。


3.多面的なものの見方とバランス感覚(=「中庸」のこころ)を心掛ける。

同じ事象をどちらの角度から眺めているのか、その感覚を普段から大切にする。
偏見や思い込みにかえって近づきやすくなることもある概念なので、注意も必要だが。
多面的なものの見方とバランス感覚。
それを踏まえて、判断していく。 

多面的なものの見方とは、たとえば、政治家が自分のことを「中道」だ「中道」だと声高に叫んでみても、左から見れば中道だって立派な右翼だ、という議論があるのと同じ。 どちらの角度から物事を見ているのか、限界はあるにせよ、できるだけ意識する。

バランス感覚は「中庸」の精神に近いかも。
「中庸」とは、決してどっちつかずの中途半端な状態をいうのではなく、ほどよいベストな状態でのバランスの取れた様をいうのだと思っている。

たとえば、積極的とでしゃばりは違うし、用心深いのと消極的なのも、似て非なるものだ。 

東京にいればあんなこともできたのに、と思うより、転勤先のXXXに来たからこそこんなことが経験できている、という考えでいられるのかどうか。 またそういう考えでいる必要はないかどうか。

マレーシア駐在時の僕の場合は、日本にいたらできたはずのこと (桜の花見、日本酒、芝居、ライブなど) がマレーシアに来たから全くできない、と嘆くより、マレーシアに来たからこそ可能になったこと (現地の食事、マレーシア人の友人、常夏の時間感覚、英語での仕事など) があって、それはハッピーだと考えるようにした。 まぁ、そうでも考えてないと、やってられなかったという現実もあるのだけど(苦笑)。 

こういう整理・棚卸しは実際は決断後の話になるのだろうけど、決断の際に考慮しておいてもよいことだと思う。

何をするにも、アラを探せば、人生ではきりがない。
東京にいても、東京にいるからこんなことができないんだと全てを否定的に考える人もいるのではないだろうかね。

ただ、失うものと得るものを両天秤にかけすぎてもいけない気がする。
それこそ 「中庸」、ほどよいベストな状態でのバランス感覚が普段から必要だ。

――多面的なものの見方とバランス感覚(=「中庸」のこころ)を心掛ける。


4.そもそも仕事は社会のためにある。

「バカの壁」の養老さんではないが、仕事は社会のためにあるのであって、自分の好みに合うかどうかなどで生まれるものではない、のだそうだ(うけうり)。 まぁ、そう言われりゃそうかもね。

社会のためにならないものは仕事ではない。
(趣味??   かもなぁ・・・)
不要な仕事は淘汰されてなくなっていく(・・・公務員など一部例外を除くが)。
絵や音楽だって、市場できちんと一定の値がついて、取引されている。
人間の生活に欠かせないからだ。

その「仕事内容」が、改めて社会のために役立つかどうか考えてみるのも大切な視点なのだろう。 そんなに大げさな話ではなくて、単純に世の中の誰かのために役に立っている、という自覚があれば、苦しい仕事でもなんとか踏ん張れる・・・・ことがあるんじゃないかな、ということ。
じゃあ、お前、「社会」って何か定義してみろよ、みたいなのはここでは割愛。

――その仕事が、社会や世の中の人々のために役立つかどうか考えてみる。


5.その他の問題も勘案して、けれど大局を見据えて、今一度全体を考える。

選択と決断にあたっては、他にもカタをつけなきゃいけないこまごまとした問題や、その人が置かれている状況特有の特殊事情(?よくわからないけど)などがあるかもしれない。
それらをよく吟味した上で、枝葉のさ末な議論には惑わされず、そもそも何をしたかったのか、もう一度原点に立ち返って、大きな視点で、大局を見据えた判断を心がける。 失うもの、嫌なこと、そういうことも色々あるだろうけど、全体を眺めたときに、GO とするか、NOとするか。

――他の様々な問題も勘案して、けれど大局を見据えて、今一度全体を考える。


6.もし本当に選択に迷ったら、理由や言い訳はさておき、必ず状況が変化する方を選択する。

迷うぐらいなら、状況が変化することを選んだ方が (悪くなるか良くなるかは誰も保証しないけれど)、なんとなく可能性や希望を見い出す、と信じているからだ。
その「希望」とは、決して「お気楽」な道と同義ではない。
必ずしも「楽な道」=「良いこと」ではなくて、「大変苦労する道」が「実は良い経験になる道」ということもあり得る、ということ。 そして、ここで、状況が「変わらない」よりも、「変わる」方をあえて選択するのは、迷っているときだけだ。 どうせ迷うようなら何かが「変わる」方を選ぶ、ということ。 迷わないなら、問題なくどちらかを選べるはず。

もう一つ、ものの本によると、心がふさぐから外出しない、のではなくて、実は逆に、無理矢理スポーツしたり体を動かしたりしたら何となく気持ちが変わっていく、というのが人間なのだそうだ。 そういう人間の生理的な特徴も、この「迷った時は状況が変わる方を選択する」という考えに、少しは説得力を持たせてくれるような気がする。

――迷ったら、状況が変わる方を選ぶ。


7.最終的には自分が決める。

自分の人生は自分が主役。
自分が自分の人生でハッピーであるために、自分で責任や義務も負う。
確かに、いろんな人に相談したり、自分でも考えがまとまらないことも多いだろう。
誰かにしゃべれば、楽になることだっていっぱいある。
人生はその連続だと思う。

けれど、大切な節目節目のことは、たとえ、自分の考えがまとまらなかったり、納得できずに結論を出さないといけないような場合でも、(わからないながらも)最終的には自分で決める。
後になって悔やむことがあるのは、(結果的に)悪い方を選んだ自分より、他人の意見で決断した自分に対して、だろうから。 決断の結果がAでもBでもいい。 自分が決めたかどうか。 

幸い、現代の日本の政治体制や社会状況においては、100%ではないにせよ、家族や自己への責任と覚悟さえあれば、おおむね自分で決断できるケースが多いと思う。

――最終的には自分が決める。

****************************

・・・・選択と決断にあたっての、自分なりのいろいろな判断基準を書いてきたけれど、かといって僕は自分でもこういうのが完全で永遠で絶対的なものだとも思っていない。 そんなに厚顔無恥ではないつもり。 他にもいい基準があるかもしれない。 嘘をつかないでいられる仕事かどうかとか、時間と約束を守れる仕事かどうか、とかね。 でも、そもそも人間が考えることに完璧なものなどない。 ここでの判断基準はあくまで僕の個人的なそれだ。

そしてなにより、人間は変わる。
変わりたくなくても、変わってしまう部分があるかもしれない。
人間の細胞は何日かたつと全部入れ替わっているらしいしね。
僕の判断基準も、いつかは変わっているかもしれない。 

おまけ:
8.最終兵器 「きよぶた」


京都には「きよぶた」という庶民の格言があるらしい(笑)。 ご存知かもしれないが。
清水の舞台から飛び降りるつもりで・・・・のアレに近いのだが、実は「きよぶた」は実際に舞台から飛び降りるんだそうだ(笑)。 ホンマかいな(苦笑)。
それでも、ほら、大丈夫だ、死にゃあしないぜ、という意味合いらしい。
決断に迷ったら、あなたもやってみますかい?
なんだかなぁ・・・。
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by y_natsume1 | 2005-05-31 21:00 | アジア的独白
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夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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