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12弦ギターの音色

普通のギターって6弦でしょ?

12弦なんてどうやって弾くの?

(12本も弦を)押さえるの、指が足らなくて大変じゃないの?

**************

僕は6弦ギターは中学生の頃から、
12弦ギターは高校生になったあたりから、
弾き始めた。

当時親しい女の子の友達から、冒頭の質問をよくされた。

今、12弦のアコースティック・ギターは
自宅の押入れの中で眠っている。

もうギターには何年も触っていない。

12弦のうち1本だけ、一番細い弦が切れていて、
それを張りなおそうとしたけど何度やっても切れてしまうので、
そのうちあきらめた。

もうギターを弾くこと自体は当分ご縁がないけど、それでいいんだよ、
という神様のお告げかと思い、
そのままにしている。

12弦ギターは、

6弦ギターの弦の並びに各々オクターブ高い細い弦が張られていて、
いわば2本で1対(1セット)の、6弦×2になっているだけのギターだ、

と言えば良いだろうか。

だから、(右手でギターを弾く人の場合だけど)
左手のフレットの押さえ方も、6弦ギターと変わりない。

違うのは、右手のピッキングで鳴る音の響き。

ピッキングがアップかダウンかで変わってくる。

アップならほぼ通常の音だけだけど、
ダウンなら通常の音に加えてそのオクターブ高い音が同時に鳴る。

特に6弦から4弦はダウン・ピッキングになるのが普通だから、
(それを狙っての弦構成だから当たり前だけど)良い響きになる。

ピックを使ってスリー・フィンガー奏法をやると、
規則的な弾き方をしているのに、
低音と高音を行ったり来たりしている譜面になるかも。

まるで、この世とあの世のはざまを行き来しているみたいに。

弦全体をストロークで派手に弾くと、
6弦のときの響き方とは違って、
シャリシャリいってる感じ。

12弦でメジャーセブンスのコードをじゃらーんと弾くと、
6弦よりももっと深みのある、いい響きが増す。

なんだか、真実と虚構の間に、
少しだけずれた、グラデーションみたいな何かが
挟まっているような音だ。


12弦ギターを意識して使っていたのは、
アメリカ(国名じゃなく、バンドのアメリカ)とかCSN&Yあたりか。

でも日本だと、すごいのはやっぱり加山雄三。

この人、日本で初めて本格的な多重録音をやった人だけど、

昭和40年(1965年)前後で既に映画の中で
12弦のエレキ・ギターを演奏しているシーンがある。

(例えば、「レッツゴー!若大将」での「フォー・オクロック」という自作曲の演奏シーンなど。)

12弦どころか6弦のエレキや生ギターでさえ、
演奏できればすごかった時代だろうに。

大ファンである。

**************

伊勢正三の 「22才の別れ」 という曲の場合は、
12弦ギターの演奏のように聴こえるけど、
実は6弦ギターの重ね録り。

この曲のレコーディングでは、
6弦の生ギターにエレキ・ギター用の細い弦を張って、
変則チューニング(俗に言うナッシュビル・チューニング)で、
いくつかオーバーダビングする形で
録音したんだそうだ。

(アレンジャーの石川鷹彦・談)

6弦ギターで12弦の効果を出そうとしたってことか。
6弦のナッシュビル・チューニングでの演奏を確認するには
↓これが一番だろう。

ナッシュビル・チューニングでの「22才の別れ」

「22才の別れ」 は1970年代の、
僕らが中学生の頃の、アコースティック・ギターの定番曲だった。

この曲は別に12弦でなくても、
通常チューニングの6弦でやっても十分いけてるし、
伊勢正三はライブでも普通の6弦演奏なんだけどね。

でもシロウトが真似するなら、12弦でやった方が
レコード(今はCDか)の演奏に近い感じに聴こえると思う。

イントロや間奏のリード・ギターや
7フレットのハーモニクス等の奏法も
カッコよかった。

その後何年かして、1984年、倉本聡脚本のTVドラマ 「昨日、悲別で」
のエンディング・テーマにこの曲が使用されてリバイバル・ヒットした時は、

何だか自分が急に年をとったような気にさせられた。

ドラマのストーリーのせいか、
この曲の最初のヒットから10年近くたっていたからか・・・。

僕はその時、まだ22才にさえも、なっていなかったけど。


こんなこと書くから、

お前、世代が確実に一つか二つ、違うくねぇか、
映画といい、音楽といい、お寺の趣味といい、
まるで団塊の世代として生きてたみたいな話だな、

と年上の飲み仲間に言われるのであるが(苦笑)。

でも、実体験としてそうなのだから仕方がない。

四国、瀬戸内海の海辺のド田舎にいたけれど、

小椋佳やユーミンを初めて聴いたのは小学5年生(1975年)だし、
井上陽水のアルバムを大音量で聴いたのは中1(1977年)のときだ。
中学生の頃はブレッド&バターもピンクフロイドもよく聴いた。

リアルタイムに近い。


*****************

イーグルスの 「ホテル・カリフォルニア」 のイントロも、
自分でも12弦の生ギターで7フレットにカポタストを付けて弾いてた。

僕はそもそも楽器の才能がないから、
「ホテル・カリフォルニア」のような難曲なんか、
エンディングのソロはちゃんとはできない。

イントロと歌のバッキング演奏ぐらいで十分楽しい。

昔のビデオクリップを見ると、
イーグルスのドン・フェルダーはこの曲をライブで演奏する時、
12弦(7フレのカポタスト)と6弦のエレキのダブルネックギターでやっている。

********************

今思うと、12弦ギターをやるなら、
ドゥービーブラザーズの曲なんかを真似して
普通にストロークでやってた方が、カッコよかったかも?

ドゥービーブラザーズは
12弦の生ギターを使ってもサマになりそうな曲がわりと多かったから。

でもやっぱり 「ホテル・カリフォルニア」 かなぁ。

6弦の生ギターだと、ポール・サイモンの曲と彼の奏法もいいなって、
すぐ思い浮かぶんだけどね。

********************


12弦で通常の音とそれよりオクターブ高い音とを、行ったり来たり。

1970年代とその少し先の未来とを、行ったり来たり。

この世とあの世のはざまを、行ったり来たり。


・・・・・ 月子さん(仮名)、 

いったい僕は、 どこに居ればいいんだろう?

教えておくれ。


僕の12弦ギターは、いまだに1本、弦が切れたままだ。

切れたまま、僕自身も切れて、気が狂いそうになる。


ねぇ、 月子さん。

僕は どこに  射精すれば いい ?


♪ テーマ曲 「22才の別れ」 by 伊勢正三 ♪
♪ テーマ曲 「Hotel California」 by The Eagles ♪
♪ テーマ曲 「Long Train Runnin'」 by The Doobie Brothers ♪
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by y_natsume1 | 2009-03-15 18:14 | Music Bang Bang
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夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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