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幼い頃の おぼろげな映像の記憶 ~スモモを食う男~



たぶん1970年前後、僕が5~6歳ぐらいの頃の、


あるいはそれよりも前の3~4歳の頃の、


映像の薄っすらとした記憶が


いくつかある。



それが何だったのか、


今でもはっきり分からないものもあれば、


特定できることもある。



人間の記憶はそもそもあいまいで、


あまりあてにはならない。




いつのまにか自分でも気づかないうちに


自分の都合のいいように書き換えたり、


勝手にこうだと思い込んだり、


別の記憶と混ざったり混同したりする。



まともに付き合うには、厄介だ。


特に幼い頃の、記憶は。




ただ、それらのうち、


今回の3つの記憶は僕にとっては、


それがおぼろげではあってもちゃんと覚えてはいて、


今までずっと、いろんな意味で特別だった。




1.TBSの時代劇ドラマ「大岡越前」の江戸の火災シーン。カラー。半鐘の音。印象的なテーマ曲。



家ではなく、どこか外の街頭テレビで見た。


温泉街みたいなところ。


縁日か何かで店を開けていた夜の電気屋さんのテレビだったのかも。


どこだったかは分からない。



それでも なぜ覚えているのか。


怖かったからだ。


そして、


カラー映像だったからだ。


TBSは当時住んでいた香川県でも放映されてたけど、


自宅のテレビは古い真空管方式の白黒で、TBSだけ受信状態がかなり悪かった。



ぜひとも観たいのはかろうじて観たけど、


(特にザ・ガードマンとかキイハンターとか有名なやつは時々、かなり離れた祖父の部屋のテレビで)



やがて新たな中古のお下がりのテレビが来て、


「帰ってきたウルトラマン」などを観始めることができるまでは、


普段はTBSはほぼ観ないから、このエピソードについてはかえって印象深く覚えている。



とにかく、


怖かった。


火事のシーン、半鐘の音、



殊に テーマ曲の女性スキャットの部分が


とても悲しそうに僕には聞こえた。



この強烈なテーマ曲のおかげで、


当時放映が始まったばかりの「大岡越前」だと特定できる。


火事のシーンはとても怖くて、


女性のスキャットは、僕の恐怖体験を呼び覚ます。



火事は今思えば、町火消しを整備した大岡越前ならではのエピソードだったのかも。




2.特撮映画で避難する住民、子供に会えず力尽きる母親。テレビ放映で観たはずのモノクロシーン。



なぜ覚えているのか。


悲しかったからだ。


そのシーンが。



避難する母親と子供が会えず、母親は力尽きて倒れる。



当時、シングルマザーの僕の母は働き詰めで、


幼稚園児から小学校低学年にかけての僕は


家で一人、始終テレビを見て過ごした。


映像での力尽きた母親と、現実の僕の母とが重なったのだと思う。


だから、悲しくて、寂しくて、


独りになるかもしれない恐怖感と相まって、


覚えているのだろう。




この映像に限らず、


当時のテレビ番組やテレビ放映された映画やドラマは、


幼かった割には僕は何でも片っ端から見ていて、


リアルタイム体験で


当時のものに 僕は 異様に詳しい。





やがて40歳ぐらいのとき、


知人の映画マニアからたぶんアレだよと教えられて、


件の映像が、


東宝の特撮映画「世界大戦争」(1961)だとようやく判明した。


カラー作品だった。


改めて見ると、まさにそういったシーンがあった。



「クリームパンを買っていくから」


という母親役のセリフの場面は、


それこそが、自分の母親に重なるキーポイントだったから、そのシーンで、あーそうだった、そうだった、と思い出せた。



幼い頃にたった一度見ただけなのに、


記憶は、 ぜんぜん間違っていなかった。





3. スモモを瓶からつまんで食う男、地下室、犯罪の雰囲気。テレビで観たモノクロの、洋画か日本のテレビドラマ。



映像が何だったのか分からない。


幼い僕が「スモモ」を理解するはずもない。


スモモとわかったのは、


たぶん、セリフにあったからだろう。


地下室に降りるシーンもあったかも。


犯罪の匂い。


スモモを食う男は1度ならず2度、瓶からスモモを取ったはず。



洋画のテレビ放映だったのか、日本のテレビドラマだったのかも定かではなかった。



映画だったとしても、


幼い子供には全編を通して見る気力はなく、


一部を断片的に見た可能性は高い。



いずれにしろ、


それ以来、何十年もずっと、おぼろげなまま。



それが、つい最近、偶然、


もしかしたら、この映画がそれだったのかもしれないと思う作品を観た。



「嘆きのテレーズ」(1952)


マルセル・カルネ監督。フランスのモノクロ映画。



絶対ではないけど、たぶんそうだと思う。


だってこれまでさんざん映画やドラマを観てきて、


スモモを食うシーンなんて他の作品にはどこにも出て来なかったし。




今回、「嘆きのテレーズ」を観ていたら、


あった。 男が瓶からスモモを食うシーン。


しかも2つ目を取ろうとしてた。


はっきり「スモモ」と言うセリフもあった。




僕が地下室だと思い込んでいたのは、


カフェのカウンター近くで、


店主が床の、


地下貯蔵庫のフタを持ち上げるシーンがあって、


それを地下のシーンと思い込んだのかもしれない。


実際には登場人物たちは地下にはいなかった。




驚いたことに、この映画のラスト数分のシーンは、


前に 


(幼い頃の記憶とは別に、それ以降これまでの間に?)


どこかで 僕は観たことがあるはずだと思った。


明らかに。


でも 不思議。


大人になって、一度観たとしたら、なぜその時はスモモの男に気づかなかったのか、それは分からない。



もしかして、幼い頃に見た時すでに、スモモだけでなく、ラストシーンまでもが記憶に残ったのだろうか。


それこそ それは、記憶を都合よく書き換えた、あるいは他の記憶と混同した、でき過ぎな話、のような気もするが。




それにしても、


もしこの作品が幼い頃の映像の記憶の原点でいいのだとしたら、


物心ついた幼い僕の、


最初の頃の映画の原体験が、


こんなに素晴らしい


マルセル・カルネ監督作だったとは、


今の、映画大好きの僕にしてみれば、


なんて光栄で幸運で幸せな映画ファン人生のスタートだったことだろうと思う。





ちなみに、


この映画の主演、シモーヌ・シニョレは、


この当時はすっごく美人で個性的な女優だったんだね。



1960年代から70年代以降、彼女は貫禄が出て、


美人の面影のない、ふてぶてしい顔つきになっている。



例えば、

70年代末にテレビの水曜ロードショーで観た、「燃えつきた納屋」とか。



彼女はそのキャリアの最後までずっと


存在感がすごくて、


とても魅力的な女優さん。



♪ テーマ曲 「The A Team」 by Ed Sheeran ♪


幼い頃の おぼろげな映像の記憶 ~スモモを食う男~_b0058966_12254951.jpeg

# by y_natsume1 | 2023-12-31 15:48 | 映画言いたい放題

手にしっくりなじむ器


自宅でずっと長く、日常生活で使うための器(主に酒器)。



決して高価なブランド物ではなく、


比較的安価ではあっても(むしろ安価なものばかり)、


自分が手に持ったときに、


使いやすくて、


口縁(ワイングラスで言うリム)にも違和感がなく、


心底気に入って、


理屈抜きになぜか


手になじむもの。




一旦、しっくりくるのがわかったら、


欠けたり割れたりするまでは、


長年、ひたすらそれらを大切に使い続けている。




気に入ったからといって、


(青緑色のチューブ絵具のときと違って)


ただ飾って眺めるのではなく、


実際に 使う。


僕のは美術工芸品ではないし 使うための物だからだ。





どんな器で飲もうと、


飲んでお腹に入れば同じじゃないか、


とは思っていない。




手になじむ器で飲んだなら、


その際の空間全体の雰囲気や、時間の流れも含めて、


明らかに自分の満足度、幸せ度が違ってくる。





だから、そういう器を見つけたり、出合ったりすることは


自分にとっては 人生でとても大事なことなのだ。





欠けたり割れたりするのも、


洗う際に特に乱暴に扱っているつもりはないから、


いわゆる寿命としか言いようがない。




そもそも気に入った器だけを長い間繰り返し使っているのだから、


使用頻度も他の器に比べて極端に高いのだ。




欠けたとき、割れたときは、


長年親しくしていた人に急に去られたみたいな感じがしてそれは悲しい。



悲しいけれど同時に、僕はその器にとても感謝して、


今までありがとうと心中でつぶやく。





用途別にはだいたい次のような状況。



1. コーヒー用の大きめのマグカップ。



大きいサイズのが好き。


最初はたまたま自宅にあった大きめの乳白色のもの。


手触りや飲み心地が良く、10年ぐらいは使ったと思う。


それが口縁部分から下にかけてひび割れて引退。




次は、よくお世話になっている古着屋さんのノベルティグッズのマグカップを使っていて、


これもとても気に入っていたのだけど、


洗っていて欠けたので、


あちこち探して、


あまりしっくりこないマグカップを2、3種類試した後、


今使っているマグカップにやっとたどり着いた。



これは、古着屋さんのノベルティグッズと同じ型、同じサイズのもの。


真っ白の無地。


シンプルなデザイン。


手になじむ。


特に 取っ手部分のサイズがピッタリで持ちやすくて最高。


つや消しみたいな表面で、ツルツルしていない肌触りがいい。



もう5年ぐらい使い続けている。




2. ウィスキーグラス。



最初のグラスは、


若い頃に、友人か誰かの結婚式の引き出物で頂いたもので、


同じのが2個のワンセット。


結婚式の引き出物にふさわしい、ペアのグラス。



偶然にも、僕にとっては重さや手にした感触が抜群で、


いたく気に入って


20代半ばから、20年ぐらい、引越のたびに連れ歩き、


かなり長く使っていたやつ。


引き出物として結構 質の良いものだったのかもしれない。


ウィスキーだけでなく、


(今はもうあまり飲まなくなったけど当時は)
麦焼酎のお湯割りまでこの気に入ったグラスで飲んでいた。


このグラスを使うのが楽しくて、


中身のお酒の種類は二の次になるほど、


それぐらい好きだったということだ。



いつだったか、


1つは既に割れていて、


2つ目も、


もうさすがに寿命だったのかもしれないが洗っている時に割れたので、



では、次のを、と思って



実際に手に取ってみることのできるリアルなお店で、


例えば浅草橋や日本橋など、いろんなお店で物色した。



けれど、


なかなかコレというのには出会えず。



少々高価なバカラを買ってみたが、それも感触がいま一つだった。


バカラなら有名だしフィットするかもと浅はかにも思ったが、


そううまくはいかなかった。



そのうち数年たって、


賭けみたいにネット通販で2、3種類買ってみた中で、


一つだけ、


ようやく気に入ったのを見つけて今も使っているのは、


チェコ製の ラスカボヘミアのグラス。


バカラよりかなり安い。




けれど しっかりした重さといい、


大きさといい、


模様のカット具合とその触り心地といい、


自分の好みにピッタリだし、


最初に気に入って使っていた結婚式の引き出物のウィスキーグラスと


よく似ていて、


ようやく 手にしっくりくるものを見つけたと思えた。




割れた時のためにと、


同じものをもう一個スペアとして買ったほど、


気に入っている。



もう7年以上使っていると思う。





そして、気に入ったウィスキーグラスだからといって 


ストレートやオンザロックスでは飲まない。



開高健みたいに食道癌になりたくないしね。



たいてい炭酸水で割ってハイボールで少しずつ飲むことがほとんど。



世の中にはハイボール用のグラスもあるし、


実際、デュワーズのロゴが入ったそれも持ってはいるけど、


それはあまり使わず、


このボヘミアングラスで ハイボールで飲む。



ウィスキーグラスの使い方としては邪道かもしれないけれど、


自宅&自分使用だし、僕はその使い方が気に入っているから、


それでいい。


ウィスキーが進む。




3. ビール用グラス。



自宅での瓶ビール用だからその前提で、


ジョッキではなく、


小さめのやつ。 


町中華や気の利いたバーで使われている、あのタイプのものがいいのだ。



シャカリキになって探そうと思えば見つかるのかもしれないが、


どうもご縁がない。



口縁の薄さが大事なポイントなのに、


なかなか気に入ったものを見つけられずにいる。




最近手に入れて使っているのは、


キリンのロゴが入った、


レトロ版の小さめのグラス。


口縁はそれほど薄くはないけど、かなりよきグラス。





それと、ギネスビール専用の、


ギネスのロゴの入ったグラスは同じのを2つ持っていて、


これも大のお気に入り。



350mlの1缶の量が、泡も含めてちょうど入る大きさ。


ギネスビールの最大の特徴である細かい泡を楽しむために、


わざわざ缶からグラスに注ぐ、


そのためのものだから、泡も含めてちょうど入るようになっている。



ギネスビールの缶の中には、グラスに注ぐときに泡を細かく出すための仕掛けで、


小さなボールみたいなのが入っている。



さすが。




4. ワイングラス。シャンパンフルート。



ワイングラスは洗うのも難しいし、


実際洗っている最中によく割れたり、ステムの付け根で折れたりするので、


今は心底しっくりくるグラスはない。



ホントは大きめの直径で深くて、


香りを楽しみやすいのが好みだけど、


今ある中で主に使っているのはかなり小さめのグラス。


取引先相手から15年ぐらい前にプレゼントされたもの。


品物自体はとてもいいものなので、けっこう長く楽しめてはいる。



シャンパンフルートはまずまず。




5. 日本酒の盃、お猪口、ぐい呑み。



日本酒は40代ぐらいの頃から本格的に好きになって飲んでいる。



日本酒ならとにかく盃がカッコいいのではないかと思って


浅盃ばかりいくつか買ってはみたものの、


どうも自分には合わないと悟った。


深盃なら少しは印象が違ったのかもしれないけど、


浅盃はなぜか飲みにくく思えてしまって、


しかも持つには軽すぎるというか、


持ったときに実感が薄いのだ。



相性の問題とでもいおうか、


とにかく僕にはしっくりこない。



理屈ではない。




ま、お燗で飲むことも多いし、


盃でないなら、お猪口か、


もう少し重い、ぐい呑み、ということになる。




以前は神楽坂でたまたま安く買った 全体が乳白色で


ところどころに桜色の薄い文様が入った


深盃にも似たぐい呑みを、


胴の深さ、角度、高台の高さ、口縁の感覚まで気に入って、


10年近く使っていたが、


やはりこれも使いすぎての寿命だったのか


洗っていて真っ二つに割れたので、



今は比較的好きな、他のものをあれこれ使っている。




例えば、


館山で買った、深く神秘的な青色の、


上から見込みを見ると大きめの深盃のようにも思える、いわば


盃とぐい呑みの中間のような形のやつ(たぶん分類としてはぐい呑みになるのだろう)とか、


黒と焦茶の、手になじみやすい 陶器のぐい呑み、


8年前に富山で日本酒の成政と一緒に購入した、銀色の、たぶん錫のぐい呑み、


ネット通販で勢いで買った、見込みの中央に定番の蛇の目があるお猪口、など。




でも、日本酒を頂く器としては、まだまだベストなしっくり感ではない。


いずれ見つけたい。


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手にしっくりなじむ器_b0058966_12183948.jpeg





# by y_natsume1 | 2023-12-22 20:30 | 日々の雑文

ゴロワーズ 再考


お気に入り映画監督の一人、

ジム・ジャームッシュの作品に、

「コーヒー&シガレッツ」

がある。

モノクロなのがいい。



もうタバコを止めて15年近くになるけど、


以前は主に外でお酒を飲んでいる時だけ、吸っていた。



クアラルンプール駐在の30代初めの頃はマルボロライト。


今はどうか知らないが、

当時マレーシアの飲み屋ではどこもかしこも、

なぜか、

ボトルはシーバスリーガルかブランデーの2択しかなく、

用意しているタバコはほぼほぼマルボロライトオンリーで、


あまり選択肢がなく、

結果、

ボトルを入れるならシーバスリーガル、

タバコはマルボロライトに。



その後帰国してしばらくたった30代後半ぐらいの頃から、


フランスの、葉を寝かせた黒タバコ、


ゴロワーズという、両切りカポラルを嗜むようになった。



いつもペルノーやアブサンのソーダ割などと一緒に、外の飲み屋で。



いつだったか、以前勤務していた会社の近くのカフェで、

サボって、いや休憩しようと、

コーヒー頼んでゴロワーズ吸ってたら、


意外に合うことがわかった。


というか、

ゴロワーズはお酒よりもコーヒーとの相性が抜群にいい、とわかった。



今、

映画「コーヒー&シガレッツ」のDVDを

消音で写真集を見るが如く自宅でかけながら、


もう吸わないけど、


ゴロワーズの良さを思い出している。



コーヒーとゴロワーズ、いいコンビ。


♪ テーマ曲 「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」 by かまやつひろし ♪


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# by y_natsume1 | 2023-12-16 08:35 | 日々の雑文

F1の歴代日本人レーサーのファーストネーム


F1の、歴代日本人レーサーの、何人かの名前。

どうしてこうも何人も、ユニークかつ割合にカッコいい(と個人的には思ってしまう)名前がつけられているのだろう、と思う。


表意文字である漢字を、表音文字としてだけ使ったような外国人みたいな名前でもなく、

あるいはほとんど読めもしないキラキラネームでもなく、


ちゃんと読めて、

漢字としてもわりと座りがよく、

カッコいい名前だと思う。


1人や2人だけではない。


どうしたことか。


ホントにこれは偶然なのか、

名がその後のレーサー人生を決めたのか、

わからないけど。


例えば、


亜久里

右京

虎之介

可夢偉

琢磨

左近


カッコいい。

偶然にしてはできすぎかも。


♪ テーマ曲 「TRUTH」 by T-SQUARE ♪


# by y_natsume1 | 2023-12-09 09:15 | 日々の雑文

好きな色 いくつか


1. 青。


幼い頃から今も好きなのは、断然、青。


小学生時代の図工の授業用の水彩絵具セットにあった、いわゆる青。

水色やアクアブルーでもなく、

セルリアンブルーでもなく、

群青色 ウルトラマリンでもなく、

紺色、藍色でもなく、

青。

今では水色も群青色も紺色も好きだけど、

やはり、青。




大人になって、

映画「シュルブールの雨傘」のDVDパッケージの水色や、

40代半ば頃まで吸っていたゴロワーズという黒タバコのパッケージの、

白が少し混ざったような青と水色の中間ぐらいの色も、

とても好きになったけど、


まぁ、基本、好きなのは、青。



2. 青緑色。絵の具として。


ピーコックグリーン、

ピーコックブルー、

ターコイズブルー、


どれもこれも、微妙に違う気もする。


色彩の専門用語としてはどれを選んでどう説明したらいいか、

ほんの少しとはいえ、

違うといえば違う、

その色の違いをどう言えばいいか、

難しくてよくわからないが、とにかく、


青と緑の中間ぐらいで、

白が少し混ざったような、くすんだやつ。



きっかけはモネかゴッホの絵だったような気がする。

たぶん、ゴッホの絵の色彩。


小学校高学年の頃に観た、ゴッホ展での何かの絵か、

それか、

高校2年の夏に、UKブライトンで1か月ホームステイした後にアムステルダムのゴッホ美術館を訪ねたが、

たぶんその時に観たかもしれない、

ゴッホの「鋤と馬鍬(すきとまぐわ)」

が気に入ったからか、


そのあたりの記憶はハッキリしないのだけど、


とにかく、たぶん、ゴッホの絵がきっかけで、


青と緑の中間の、少し白を混ぜたような色を

気に入ったのだ。


あまりに素敵で。



いずれにせよ、

当時趣味で自分が使っていた油絵具のセットにはなかった色だったので、

住んでいた四国の田舎の画材屋さんで

ホルベインのチューブ絵具の、

単品をわざわざ探しまわって、

とても近い色のをようやく見つけ、

買い求めた。


しかも、まったく使わずに、ただ始終眺め、愛でるだけ。


まだ10代の中学生か高校生にしてはませた、

いっぱしの青緑色フェチだったかもしれない。


今も油絵具の色としてすごく好き。



3. ブルーグレー。服の色として。


色の好みとしては幅広く、

ブルーとグレーの配分がどちら寄りでも好き。


映画「ティファニーで朝食を」で、

ジョージ・ペバードがはいていた、青みの少し入ったブルーグレーのフランネルのパンツ。

映画を視聴する部屋やモニターの明暗によっては単なるグレーに見えるかもしれない。

でもやっぱり青みの少なめのブルーグレーだと思う。

映画ではヘリンボーン柄のライトグレーのツィードジャケットや紺ブレザーとの相性が抜群だった。


この映画で使われたジョージ・ペパードの衣装は、アメリカントラッドのファッションが好きな人には教科書みたいなものだろう。



映画「スティング」で、

ロバート・レッドフォードが着ていたブルーグレーのスーツ。


生地はツィードでもフランネルでもなさそうだったが、カッコよかった。


同じくRレッドフォード出演の映画「さらば愛しきアウトロー」で、

彼が着ていたブルーグレーのスーツは特に秀逸。


そりゃブルーグレーの色は、

白人で金髪で、

しかもレッドフォードのようにカッコいいからこそ似合っている、

とも言えるが。




極めつけは、ジャック・タチの映画「プレイタイム」。

空港職員たちの服やバスやビルの色が皆、基本的にブルーグレー系。

そして画面全体もブルーグレー調。

大好き。

皆、ステキだ。



そして服の色としては、それら映画の衣装もいいが、

最近のテレビドラマ「時をかけるな、恋人たち」の、

タイムパトロール隊の制服? で、

伊藤万理華の服のブルーグレーの色や、

瑛太の服で、えんじ色に近い赤系に

青が強めの、ブルーグレーとの組み合わせもいい。



これは、イングランド、サッカークラブの、

ウェストハムのホームユニフォーム、

えんじ色と水色の組み合わせに共通する感覚かも。


とても好きな配色。



僕自身、ツィードのコートやジャケットが大好きで、

今まで古着屋でかなりの数を買ったものだが、

まだ典型的なブルーグレーの、ツィードのコートは持っていない。 

欲しい。


唯一近いのは、ツィードではないが数年前に手に入れた、

少しグレーというか白の混じったような紺系のアクアスキュータムのステンカラーコート。

上物だ。


ブルックスブラザーズのブルーグレーのパンツを1本持っていて、

ジョージ・ペパードみたいにカッコよくは 

いかないまでも、

グレーのツイードジャケットに合わせている。



こうやって考えてみると、基本は青系統が好きなのか。


2番の青緑色はちょっと路線が違うかもだけど。



# by y_natsume1 | 2023-12-03 12:30 | 日々の雑文




夏目芳雄の東南アジア・映画・ジャズ・酒などに関するよもやま話です。
by y_natsume1
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